メアリー先生 講習会 | 失敗だらけの発達障害KIDS子育てブログ~

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UEP代表であり、PDD(広汎性発達障害)の長男とLD(読字・書字障害)の次男を育てるmiwaママの子育てブログです。うちの子って育て難い!って思っているママや子育てで自己嫌悪に陥ってる方、こんな奴も居るんだって元気になって頂ければ嬉しいです。

終わりました!

メアリー先生の講習会
!!!





普段 使わない脳みそを使ったので


そりゃーもう 疲れる 疲れるどーん





でもねー


本当に 本当に 感動でしたキラキラ





そして…


改めて 日本の遅れを痛感しました。





イギリスの発達障害に関する理解や支援の大きさ、


全ての医師が 知識を持っているのが当たり前の国、


発達障害に関する細かく分かれた専門家の人々や


確立された たくさんのプログラム。





でも


違うのは システムやプログラムだけではない。





根本的な考え方が 日本の教育と違うのだ。








例え 子供といえど 同じ人間として 尊重し、尊敬し合う事。





そして 常に大人がお手本になっている事を意識している プロとしての姿勢。





だから 決して 命令しない。否定しない。





だって 私達は 友達や同僚に ものを頼む時 


決して命令したりしないのだから。





注意するのも


「廊下を走るな!」 ではなく 「廊下は歩こう!」なのだ。








そして 何よりも 特性を持つ彼らにとって大切な





子供に責任を押し付けない教育。


特性を持つ子供を決して責めない教育。





特性を持つ子供が 悪いわけではないのだ。





だから 先生は 子供の不安を取り去る事に力を注ぐ。





・決して あなたが嫌がることはしないと 約束する。


・決して あなたが 恥をかくようなことは しないと約束する。





そして


「頑張れ!」ではない


「一緒に頑張るから 私に任せて」


なのだ。





だからこそ 先生は 細かく細かくその子を観察する。


そして 細かく細かく プログラムを練る。





特性によって 最低限のルールが守れない子も


先生が先手を打って 守れるように手助けしていく。





決して 特性だからと その子だけ そのルールを緩めるのではない。





先生の手助けでルールを守れる事で その子は自分を責める事もなければ


クラスメイトからの イジメも防げるのだ。





メアリー先生は





「授業中は席に着くことが 10分しか出来ない子供ならば


10分毎に 違う事をさせればいい」






と プロとして 当たり前だと言わんばかりの顔で


サラリとおっしゃった。





そうして 自信を持たせ 少しずつ出来る事を増やしていく。





歩調を合わせる教育。





決して


彼らが 1人で頑張るのではない。


先生も一緒に頑張っているのだ。





この姿勢が 色んな所に 散りばめられている。





そして 教育が 大人にとって都合がいい子供を作るのではない事を


改めて 思い知った。





あくまでも


彼らの 辛さや苦しさを取り除く


という考え。





だから 子供自身にも 自分で気付かせる。





自分は どこが困難なのか。





そして 教え導く。





その困難と付き合うためには どうすればいいのか。


その困難に対処するには どうすればいいのか。


その困難を軽減したり取り除く為には どうすればいいのか。





そうやって 生きる力をつける。


そうやって 自分が自分でいいのだと 自信を持たせる。





困難があっても まったく問題ないと


必ず 解決できるのだと 言い続ける事





そして 大人が 頑張っている姿勢を見せる事








改めて 思い知った 根本的な違い。





その根本的な考えがなければ


どんな 素晴らしいプログラムも ゴミになるのだ。





今回 習った様々な 素晴らしい プログラムは


その根本的な考えの上に成り立つものなのだ。





まずは そこからだな…と思う。





程遠いな…とも思う。





でも イギリスでも 声を枯らして訴え続けたのは


母親達だった。





イギリスにもあった 最初の1歩だ。





遠い 遠い国で 頑張った 親達や当事者の方々に


大丈夫!って


応援されているような気持ちになった miwaママなのでした。





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