最近 チュン君の脱皮に関する お話ばかりでしたけど
実は もう1人 脱皮したいと もがいている人が居ます。
そうです。
たっくんです。
まったく…
よりによって 同時期に…
仲の良い兄弟です…
脱皮する為の手段の一つとして
中学校へ戻る事を選択した たっくん。
だけど 脱皮するには まだまだ それだけじゃ足りなくて
イライラした日々が続いておりました。
たっくんにしたら スクールに来てから2度目の脱皮の時期。
1度目は チュン君と同じように 何も出来ない自分から 脱皮した時。
そして 今回は…
自分が どれ程のものか 知りたい。
もっと もっと 色んな事をやってみたい。
もっと もっと 難しい事を学びたい。
もっと もっと 世の中の色んな事が知りたい。
でも でも 今の自分ときたら…
まだまだ 全然 知らない事が多すぎる。
出来ない事が多すぎる。
きっと 世間の皆は もっと もっと 高いレベルに違いない。
きっと 僕は どんなに努力しても そこには行けないのかもしれない。
きっと 僕は ダメなんだ。
もっと もっと 早く 早く 高い所目指して 進んで行きたいのに。
きっと 僕は バカなんだ。
みんな 僕の事 バカだと思ってるんだ。
もっと 難しい事 いっぱい教えて欲しいのに。
僕には 出来ないと思ってるんだ。
きっと そうだ。
なんだか イライラしちゃうよ。
やる気だって なくなっちゃうよ。
僕だって いつも ニコニコ 優しい たっくんじゃないんだよ!
もう 一段 高いバーを飛び越えたい たっくん。
今までは 自分との戦いだった。
そして これからは 世間の中で 戦いたくなった たっくん。
私は たっくんと じっくり お話しました。
今 やってる お勉強は これから難しくなる勉強の準備なんだって事。
それに
たっくんは 決してバカではない。
なぜならば 小学校6年間 全然できなかった算数を
たった 1年で完璧に理解してマスターしたんだよ。
6年間かけて お勉強するものを たった1年間でやり遂げた事。
これは とても凄い事だ。
と、言う事は 後1年で もう6年分の勉強が出来るかもしれないんだよ!
決して 遅くなんかないんだよって事。
それに あなたには 自分で決めた
大事な大事な使命がある事を思い出して。
それは 発達障害と言われている子供達の
希望の星になりたいって事。
その為には あなたが まずはスクールの皆のリーダーとして
光輝かなければならない事。
そして 最後に イギリスで1人頑張ってる 大事なお友達
E君の お話をしました。
たくんは 目を輝かせて 言いました。
『たっくん 頑張る。
世界中の子供達の為に 希望の星になる。
たっくん ちょっと 忘れてた。
E君に 後は頼むって言われてた事。』
けっこう 単純!?
そして
フリースクールの代表 Y先生に
たっくんの事を お話ししました。
するとY先生、ニヤリと笑って
『2回目の脱皮ですね。おめでとうございます。
後は こちらにお任せ下さい。』
キャー 頼もしいー!!
カッコイイー!!
そして 本当に 感謝です。
こうやって
たくさんの人々に応援されて
また 1つ大きくなって
いつかは E君のように
羽ばたいていくんだろうな…
と 少し 切ない今日この頃です。