昨日は回路を入力端子から追っていき、予想していた 7490 による 10分周回路がなく、なじみのない IC があって悩みました。19日は信号を入力し、昨日現物から起こした回路を見ながら、それを追いかけていきました。

その結果、LM733 によるアンプ回路 → 2SC648×2石によるシュミットトリガー回路 → 74S113による2分周回路までは予想通りの動作をしていました。最大 30MHz は入手時のテスト結果の記憶違いだったようで、44MHz くらいまで動作しました。

さらに、シュミトトリガー回路の DC レベル調整用の半固定抵抗を回してみたところ、74MHz くらいまでカウントするようになりました。(なあんだ。)74MHz では 1.4Vpp くらい入れないと正常にカウントしませんが。その状態で 55MHz を入れると約 140mVpp 以上で正常にカウントしました。30MHz までは 28mVpp くらいでカウントしました。(これなら十分じゃん。)

74MHz 付近で周波数を上げながら波形を見ると、一番先に動作しなくなったのはシュミットトリガー回路でした。シュミットトリガー回路を高速な IC で置き換えれば、74S113 で保証された 80MHz までは行く可能性があります。といっても、74S14 というのは存在しないので 74S00 を使って作るとか。

まあ、55MHz まででも 80MHz まででも実用上大した違いはありませんので、改造は断念し、50MHz 帯までは使えるということで OK とします。電解コンデンサの交換はします。

と、思ったのですが、本製品の型番をググったところ、昨日は見つけられなかった写真を見つけました。欠損していた前面の部分に 60MHz のカウンターと書いてあります。やっぱりそんな範囲だったんですね。