基板の裏にケミコンを追加し、劣化したケミコンのうち二つはパターンを切り離し、調整して電気的にはわりと簡単に修理できました。

 

割れたケースは洗って張り合わせ、あふれ出た接着剤をイソプロピルアルコールを湿らせた布で拭き取ったら、割れ目に入っている接着剤も少し掻き出されてしまい、きれいに接着できませんでした。補強のため、キャビネットの裏側にCDのケースから切り出した透明な板(ポリスチレン?)を貼り付けました。

 

キャビネットを磨き、何やら手を加えてあったイヤホンジャックへの配線を本来の通りにして出来上がりました。なお、ダイヤル目盛の「12」のあたりの茶色っぽい汚れみたいなのは、フラッシュが傷に乱反射した影(?)で、実際にはそこまでは目立ちません。

 

ということで、めでたしめでたし。「半分、青い。」の舞台となった、わが故郷の岩村町に寄付しようかしらん。あれで町おこししていたので。今でもそうしているかわかりませんが、ほかのネタは松浦軒のカステラ(江戸時代の製法そのまま)と岩村酒造の清酒「女城主」くらいしかなさそうですので、まだ「半分、青い。」に頼っているかもしれません。