今回の修理はいつもより丁寧に進めています。今日は分解し、回路をネットでダウンロードできたものと比べながら基板の組立図(実態図?)を作りました。回路はダウンロードしたものと比べてプッシュプルの石が PNP になっている点が異なっているだけでした。同じくダウンロードした TR-712B(短波付き)は PNP トランジスタ式でした。電池の電圧が 4.5 V ではなく 6V ですので、抵抗値は異なりますが。 

0.05 uF以上のコンデンサは自作の ESR テスターでチェックしてみたところ、かなり高 ESR になっているものが多かったです。65年くらい前の製品ですので、それが普通です。とくに、ボリュームのスライダー(B端子)と低周波増幅のトランジスタのベースとのあいだの 10 uF が高抵抗(容量抜け)になっていて、そのせいで音が小さいのだろうと思い、そのコンデンサと並列に 10 uF のケミコンをつないだら、元気一杯に鳴りました! 

今日はここまでです。