今回は事業経営の生命線、資金繰りの話をしたいと思います。

事業の資金繰りが厳しい、カツカツで困っている経営者はもちろん、そうではない経営者も、資金に余裕がある経営をするために、参考にしてもらえたらと思います。

資金繰り改善には4つの原則があります。シンプルですが、この4原則を押さえれば、資金繰りの基本はオッケーです。

【原則1 】利益を出す。

資金繰り改善の最重要ポイントは、第1に利益を出すことです。赤字の場合は、収入より経費が大きいので、どんどんお金がなくなっていきます。利益を出さずに資金繰りが良くなることは、あり得ないと、まず押さえましょう。

【原則2】貸借対照表の左側、現預金から下の科目の残高を限りなくゼロに近づける。

●固定資産の売却
●保険の解約
●売掛金の早期回収交渉
●受取手形の割引
●棚卸資産をできるだけ手元に持たない など

勘定科目を一つ一つ丁寧に見直して、可能性がないかを考えます。

【原則3】借金をする。
他人からお金を借りることで、今現時点での資金繰りを良くします。貸借対照表の右側にある負債の部の勘定科目の数字を大きくするということです。支払いはできるだけ先の方が資金繰りに余裕が生まれますので、下から上に有線順位をつけて見ていきます。

●役員借入金を増やす(小さな会社では、実質資本金になります。
●できるだけ長期の借入金をする。
●リースで購入できるものはリースを組む。
●買掛金の支払いサイトを交渉する(ただし、会社の信用は落ちます)。
●支払手形は原則振出さない(手形を振り出した時点で父さんのりすくが発生するため)。

【原則4】売上金の入金を仕入の支払いより早くする。

売上金の入金が仕入の支払いより早くなければ、会社の規模が大きくなるにつれて、準備する仕入の支払金(運転資金)の金額が大きくなり、資金繰りが苦しくなります。
①売上金の入金
②仕入の支払い
というサイクルにするためには、取引先とどう支払条件を決めれば良いか、あきらめずに考えます。給与の締日と支払日も資金繰りがスムーズに行くように、売上金の入金日より後に設定すべきです。