パーキンソン病の四大症状といえば、①無動・寡動②安静時振戦③固縮④姿勢反射障害、とよくいわれます。
このほかに、非運動症状とよばれる不快感が起こりがちです(睡眠障害、便秘、頻尿、フワフワ感など)。
大きく取り上げられることは少ないようですが、パーキンソン病には、痛みの症状もあるとされています。
筋肉が異常に緊張し収縮することで、レボドパが切れてきた時に、足部(腰や足先など)に引きつるような痛みを感じる人がいます。
これをオフ時ジストニア(Off period dystonia)と呼びます。
足部に多く発生するのは、もともと軽微な異常が起こりやすい部位であり、レボドパが切れると痛みの感受性が高まるからとも言われているようです。
対処としては、オフの時間が少なくなるように、薬の服用量とタイミングを調整することになります。
ジストニアですが、若年発症者に多く見られる傾向があるとされています。
・発症初期に運動で誘発される足の内反や足趾の屈曲などのジストニア症状を起こすことがある。
・これがしばしば初発症状となって診断の手がかりとなることがある。
・振戦は必ずしも顕著ではなく、固縮や動作緩慢、ジストニア優位の症例もある。
・運動症状の進行は緩徐である。
・レボドパに対する反応性も良好である。
・レボドパ治療開始から早いうちに、ウェアリングオフ現象や、レボドパ誘発性ジスキネジアを起こす頻度が高い。
(王子悠:若年性パーキンソン病と遺伝性パーキンソン病.総合診療35巻8号.2025年)
一般向けのパーキンソン病の本を見ると、自分はあまり当てはまっていないんじゃないかと思ったりすることもありますが、これを見ると、自分にそっくりだと明らかに思います。
まだ来ていないのはレボドパ誘発性ジスキネジア位のもので、これも診察の際に毎回のように揺れている感じがしないか聞かれます。オフ時ジストニア、ウェアリングオフに加え、オンになった時のジスキネジアまで来たら、本当に困ります。