副業をする医師は多いです。私の場合、紹介されて、看護学校の非常勤講師をしています。「年4回の講義が合計約11時間+試験問題作成」です。

給与は、自分の口座に直接振り込まれます。

 

その他、精神保健指定医として、措置入院や緊急措置入院の診察に携わることがあります。私立病院の職員であっても、これらの診察を行う時だけ公務員の扱いになるのか、都道府県から手当が出ます。手当は病院の収益ではなく、直接自分の銀行口座に振り込まれる個人的な収入になります。

 

そして、タイトルの書類仕事ですが、精神科はやたら書類が多いですね。ただ、基本的に診断書等は勤務医の立場で作成するものであるため、患者さんからいただく料金は病院の収益です。

 

何ヶ月か前に、患者Aさんの成年後見人の診断書を作成しました(料金は病院の収益です)。

これまでにも何度か同様の診断書を作成したことがあり、患者さんの理解力や判断力により、後見、保佐、補助、非該当が決まりますが、その内容から後見相当であることが明らかであれば、そこで後見と判定が出て終わります。

しかし、家庭裁判所が必要と判断すれば、鑑定書作成の依頼が来ます。

 

今回、初めて鑑定の依頼がありました。Aさんの場合、内容が微妙だったようです。

つまり、後見相当なのか、保佐相当なのか。

鑑定書の内容。

WEB検索すると、同じものが出てきます。

 

診断書作成の段階で、もし家裁から鑑定依頼があった場合、引き受けることが可能かどうかを問うページが診断書の末尾にあります。

鑑定費用(上記(2))は医師の指値です。金額は決まっていません。

 

安売りはしませんが、かと言って流石に100万円!なんて書けません。

写真のとおり、5万円にしました。
 

この鑑定費用ですが、実は医師のポケットマネーになります。勤務医ですが、これは病院に対する背信行為でもないし、横領でもありません。医師個人の銀行口座に振り込んでもらうことが多いようです。

 

作成はめんどくさかったし、時間もかなりかかりました。

いくらもらっても、もう嫌ですね。次回は100万円と書こうかな(笑)。

 

実はここで問題が…。

看護学校、措置の診察が数件、そして、この鑑定費用を合わせると、副業収入が年間20万円を超えることが判りました。

うぅ~、確定申告が必要になる~。

 

バイト料20万円+α に対する所得税が、私の場合、推定7万円!

今回5万円稼いで、手間暇かけて申告して7万円払わされたら、実質2万円の赤字。

 

そこで、やむを得ず折角の5万円を放棄して、病院に儲けてもらうことにしました。

後で院長から理由を聞かれて、「罰金2万円と同じなので…」と答えたら、ああそうかと笑っておられました。

 

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