若い女性は、太ることを気にされることが多いですね。それは、ごく自然なことだと思いますが。
ある若い女性、初診時に「太りやすい薬はやめて欲しいです」と言われました。

 

精神科の薬で、代謝異常を起こしやすいことから、太りやすくなってしまう薬が一部あり、激太りしてしまったりします。

ただ、代謝異常を起こすわけではない薬なのに結果的に太ってしまった人もいます。

調子が良くなると、知らず知らずのうちに食事の量が増えてしまう場合もあるようです。

 

そこで、まず上記のことを説明しました。代謝異常を起こしやすい薬は避けますと。

 

別の患者さんで、体重がなんと2倍に!なってしまった人もいました。家族から話を聞くと、ご飯を茶碗で食べず、炊飯ジャーから直接食べまくっていたということでした。

それは太りますわ。

なんでそんなに食欲が亢進したか解りませんが、調子が良くなったことも一因かも。

 

さて、ある薬の添付文書です。インターネットですぐに探し出すことができます。

 

 

食欲不振があるかと思うと、食欲亢進もあります。しかし、メカニズム不詳。

 

 

副作用って言いますが、治験段階で報告があった異常?は逐一拾い上げられます。

何でもかんでも、ありとあらゆる記載がありますね。

体重が増えた人もいるし、減った人もいる。しかし、増えるのと減るのは真反対。

薬の影響がどっちにもあるの?

それは判りません。

結局、添付文書に全て記載されます。

 

熱感を感じた人がいたのでしょう。一方で、悪寒を感じた人もいたのでしょう。

同じ薬なのに。

そうなると、これらが本当に薬の影響であったのかは怪しい。

「たまたまじゃないの?」といったものも数多く含まれているのではないですか?

 

オレンジ色の下線「異常感」って何ですか?

これって、本当に薬の副作用ですか?

さすがに、たまたまでしょ?

「あくび」とかも書いてある。それって、薬が原因?

 

副作用が〇〇と書いてあったからと、それが本当にその薬の副作用だと盲目的に信じ込むのは早計です。

 

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