精神科の入院形態に5つあることは、過去に何回か説明しました。

任意入院と、その他4つのいわゆる強制入院。

 

任意入院とは、本人が入院に同意して、自発的に入院するもの。

この場合、実はいつでも退院することができます。

いつでもとは言え、なるべくなら2~3日前に言っていただくと助かりますし、スタッフが手薄ではない昼間にお願いしたいですが。

ただし、余程の精神状態の悪化があれば、家族の同意で医療保護入院に切り替えられることはあります。

 

一方で、医療保護入院などの入院では、本人の申し出による退院希望は叶えられませんし、外出や外泊も本人希望では叶えられません。

だから、扉に鍵が掛かっている閉鎖病棟になっているのです。

 

しかし、医療保護入院者の家族の希望による外出外泊や退院などは、家族と主治医の協議で取り決めることもあります(当院の場合)。そもそも、家族の同意がなければ入院になっていませんから。家族が外出外泊中の本人の行動を責任を持って監督していただけるなら、余程状態が悪い患者でない限り、不可としません。

 

ただ、本人が外出外泊希望を持っていて、それを家族に連絡して、家族が希望という形になれば、事実上はザル。

先日も、私が知らないうちに勝手に外泊した医療保護入院者がいました。勝手に…と言っても、「家族の迎えで外泊可」という看護師への約束指示にしていたので、私も文句言えませんけれど、こちらが知らないうちにやられたので、面食らいました。

後日、家族に電話をして、事の顛末を尋ねたところ、外泊希望は本人の希望、それを受けて、家族が迎えに来たということでした。

これじゃあザルですね。それでも、家族がしっかり監督していればいいですが…。

 

自己主張の強そうな患者の場合、これからは気を付けようかなと思いました。

あと、家族が退院させたいと強く言ってきたら、まあ好きなようにと言うしかないです。状態悪化しても知りませんけどね。

 

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