精神的な症状が理由で精神科病院に入院される患者さんが多いですが、身体の病気をお持ちの患者さんが多いです。

 

糖尿病、高血圧はよくある基礎疾患。

それに加えて、心不全(心筋梗塞の既往歴、不整脈など)。

腎不全(腎機能の低下)、貧血(腎機能低下に伴う腎性貧血が多い)。

脳卒中の既往歴(脳出血、脳梗塞など)、脂質異常症など。

いろいろとお持ちの方がいらっしゃいます。

 

身体的な疾患があり、そのコントロールが悪いと、そちらの治療を優先せざるを得ないこともあります。既に内科的な薬がたくさん処方されていて、プラス、精神科薬の処方となりますが、正直言って薬が使いにくい。

 

さて、ある患者さんに血便があったと看護師から連絡あり。

そんな時、私が主治医であっても、内科の先生に任せます。

そういうことまで精神科医がやっていたら、身体がいくつあっても持ちません。

 

精神科医には入院患者の他、外来患者もいます。外来も、最近は新患がめちゃくちゃ多いですし、調子が悪いから早めに診てと、予約を前倒しする再診患者が割り込んできます。

2024年4月から、医療保護入院の制度が変わり、新規入院から3ヶ月を超えて、入院が長引きそうなら、更新手続きを取らなければなりません。仕事が増えました。

精神科では、診断書作成など普段から書類仕事が多いです。

 

一方で、内科の先生は、入院患者の内科的疾患しか診ません。

よって、内科疾患は任せるに限ります。

 

で、内科の先生の指示で、下血の患者さんは絶食点滴に。そして、内服薬は中止。

あらら、この患者さん、鬱で入院したのに。

身体疾患のテンコ盛りなので、薬をあまり使えないと家族には入院時に説明してありましたが…。

精神科薬のみならず、内科の薬も中止。

食事や心不全の薬は、内科の先生の指示で再開していただきます。

 

私はその患者さんについては定期診察のみ。「夜は眠れてますか?」等を問診して、記録を電子カルテに記載して、病院として診察料をいただきます。

それ以外はお任せです。

 

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