私は半年前の昨年12月に精神保健指定医を取りましたが、これの申請の締め切りが年2回であることから、次の回の合格発表はそろそろかなと思っていました。

 

大学受験や一般の資格試験では、合格発表が〇月〇日〇時と初めから決められていることが多いですが、精神保健指定医の場合はハッキリ決められていません。と言うのも、おそらくですが、申請者が提出したレポート症例で類似のものが複数見つかったりすれば、同一症例ではないかチェックを要するわけで、その辺の作業が発表直前のギリギリまでされて、歩調を合わせて全国一斉に合格発表となるからと思われます。

 

私の場合、12月の第1週に合格の通知をいただきました。

こういうやつ。

この他に、もっと小さい写真付きの指定医証もあります。

この6月の発表では、昨日17日にようやく発表の連絡があり、当院の先生で合格された方がいました。

第3週ですので、だいぶ時間がかかっていました。

 

2023年12月のこのブログで、精神保健指定医のことを詳しく書きましたが、この資格は厚労省が定める国家資格で、実務的な資格です。なので、これがあるのとないのとでは勤務医としてやれる業務に非常に大きな差が生じます。精神科単科病院であれば入院患者さんの9割ぐらいが医療保護入院ですので、指定医がいなければ話になりません。

医療保護入院の際は、指定医資格のある先生が入院診察と手続きを行い、非指定医の先生はそれを横目で見ているわけです。指定医資格を取れば、それを自分1人でできるようになります。

云わば、これで精神科医として一本立ちですかね。

診察料も、少し高くなります。

 

合格した先生は、お祝いの会でも開くかと周囲の先生から言われていました。

私の時は、お祝いの会なんてなかったな。

まあいいか。

 

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