当院では症例検討会が毎月1回あります。困っている患者さんについて、症状、治療などをまとめた資料を作って発表し、上級医からアドバイスをもらう、一種の勉強会です。発表者は非指定医で、前月に院長に「次は誰」と当てられます。

 

私は2023年12月に精神保健指定医を取得しましたが、11月に12月の発表をするよう当てられていました。そこで、指定医でしたが12月に発表。

 

2024年の1月、2月、3月は、非指定医が順に発表していました。

3月の検討会の日、私はたまたま有休を取っていて不在でしたが、院長から「4月の発表は pcx500 先生ですね」と、まるで欠席裁判みたいに「当てられてたよ」と他の先生から知らされました。

 

「えぇっ、指定医を取ったのにまた発表か。指定医を取っても発表しないといけないのかなあ」と思いましたが、まあそれも勉強だと思って4月は発表しました。

しかし、仕事がひとつ増えるし、資料作りもめんどくさいので、もう卒業したいなあと思っていました。

そこで、この5月、機会を見つけて、院長に交渉に行きました。

 

私 :症例検討会ですが、発表の方はそろそろ卒業させていただきたいのですが…。

院長:そうか、pcx500 先生の次の発表はまだだいぶ先だし…。

私 :あの、先月発表したばかりですけど…。

院長:夏休みで検討会のない月もあるし、新しく入った〇〇先生もいるし。

   pcx500 先生の順番はだいぶ先になりますからね。

   それまでに指定医を取っていたら卒業にしましょう。

私 :えっ!

   指定医はもうだいぶ前に取ったんですけど。

院長:あっ!

   △△先生と間違えてた!

   ごめんごめん。じゃあ卒業にしましょう。

私 :はぃ⤵

 

院長が勘違いと言うか、う~ん。

いや、これは、指定医であることを完全に忘れられていましたね。

 

やっぱり、言わないと、また当てられていたかも。

何事も、あれっと思ったら、言わないとダメですね。

 

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