前頁で、精神科はゆったり勤務と示した通りで、残業などの時間外は確かに少ないと思います。繰り返しになりますが、「今やらなきゃ」という仕事が夕方に入ることが少ないからです。夕方に緊急の仕事が発生したら、当直医が受けてくれます。

 

ちなみに、ウチは大学病院や総合病院ではなく精神科単科病院です。病床数や病棟数などの規模はナイショです。

精神科単科ですが、常勤の内科医は数人います。内科的なことは内科医がやってくれますから、比較的安心して精神科医療に集中して取り組めます。心不全や糖尿病など内科的な管理は基本的に丸投げも可ですが、そこは主治医次第であって、私の場合はある程度は自分でしますね。

 

初期研修医の時に、3年目からどの科へ行くかをいろいろ考えていて、最初から精神科一本でもなく、総合診療科や内科(内科でも糖尿病内科や神経内科など)、あとはプロフィールにも書きましたが、医学部入学前は某療法士だったので、リハビリテーション科にも興味がありました。

整形外科や脳外科など手術するのはムリだと思っていたので、それらは考えていませんでしたが、純粋に興味はありました。

 

精神科以外でも、多少は他科のことも興味あるので、無理のない範囲内で、患者さんに不利益がない範囲内で、内科的なことも自分でやってます。

だからか、患者さんの状態把握で、チェック項目が自然と多くなるわけ。

 

丸投げする人は本当に丸投げしますね。それがいけないわけでもないんですが。

看護師が異常に気付いて、内科医などに相談して、それから精神科主治医が事の顛末を知るというパターンも多い。しかし、これってどうなんでしょうね。

なので、精神科医の忙しさは、他科的なことをどこまでするも一つポイントになると思います。

精神科的なことをサッサとやって、あとは医局でノンビリ暇そうにしている先生方も確かにいますね。

 

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