精神科では通院が長くなる傾向があることから、費用が1割負担に軽減される制度があります。

詳しくは厚労省サイト等をご参照いただきたいですが、簡単に書くと、精神科の通院が対象で(心療内科は対象になりません)、患者負担が通常は3割であるものを1割にしてくれる制度です。所得による負担上限も設けられます。

https://www.mhlw.go.jp/content/001507767.pdf

 

診断書作成に3000円いただいていますが、それでも医療費の自己負担3割が1割になるので、医療費4500円以上で診断書代の元が取れます。

通院が長くなりそうなら、申請した方が得になると思います。

 

しかし、精神科初診で「こんな制度ありますよ」とあまり口頭で教えてもらえることもないかもしれません。決してわざと教えないわけではありませんが、当方も診療の中身の方で精一杯で、私からご案内することは、気が付いたら話すぐらいです。しばらく通院されている患者さんに対し、ご案内してなかったなと気付いた時に、制度の概要をお話することはあります。

こういった制度があるということは、結局は知っている人が得をするような感じがありますね。申請しないと得られない、しかし、大々的に公表していない制度って日本にはたくさんあります。

ですが、精神科外来の待合室を見回してみると、自立支援医療についての掲示が必ずどこかにあるはずです。

 

なお、自立支援医療の申請時に、医療機関と薬局を決めて役場に届けることになっています。指定した医療機関や薬局のみでこの制度が使えますので、それ以外の精神科や薬局に行っても自立支援医療を受けられませんから、注意が必要です。

 

実は、12月の最後の週ですが、私は外来診療を行いました。この際に、自立支援医療制度を利用している患者さんが何人かいました。病院のすぐ外のいわゆる門前薬局はウチの病院に合わせて開いていましたが、ある患者さんの場合、自分が指定した薬局は年末年始休暇に入っていて開いておらず、他の薬局では薬代が1割にならないことから、凄くご立腹されておりました…。

えっ!、それって、私のせい??

 

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