iPhoneで"有効なメールアドレスではないようです。それでも送信しますか?”エラーが出る | Tascal PCサポート情報

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iPhoneにccで届いたグループメールで、そのまま「全員に返信」を押して返信しようとしたら、

写真のようなメッセージが出て、それでも強引に「送信」したら送信トレイに入ったままになり送信ができません。

 

と言う事です。

 

送られた写真を見ると・・・

 

 

“L な○○○○”は有効なメールアドレスではないようです。それでも送信しますか

 

これは、iPhoneが送られて来たメールのグループの所をメールアドレスの一部として勘違いしている模様ですね。

送り主はパソコンのメールソフトでグループを作って一斉送信をしていると言うことですが、そのグループの頭に識別用?でアルファベット(今回はL)を入れていいる模様です。

 

このグループの名前をiPhoneがメールアドレスと勘違いしてしまっているのでは無いかと思われます。

 

実はこの件では無いですが、iPhoneではこういうことがたまに起こります。

これは、iOSがMacに準じた・・・というか世界標準のルールでiPhoneを設計しているからですね。当たり前ですが。

 

ところが、日本には昔(今もありますが)ガラケーというものがありました。

このガラケー、ガラパゴスと言うだけ有ってメールアドレスのルールが適当だったのですね。

 

メールアドレスにはつけてはいけないルールがあります。それが下です。

 

 ① : 次の文字は原則として使用できない。
       / ! “@ # $ % & ‘ ( ) = ~ | \ ^ : ; * + ? < > , ` [ ] { }
 ② : @の直前には英数字しか使えない。
 ③ : .(ドット)、_(アンダースコア)は2つ以上連続してはいけない。
 ④ : メールアドレスの最初の文字は英数字しか使えない。

 

例えば、 -pctascal..#point-@docomo.ne.jp   は①~④全て入ったメールで当然NGと言うわけです。

全部では無くて、一つだけでも当然NGです。

 

ところが当時のガラケーではこれがOKだったキャリアがありました。

日本の、その上自社だけですから問題ないと思ったのかどうか知りませんが・・・・

 

今は全てのキャリア、このルールに則っていますので、今①~④のルールに抵触するメールアドレスを作ろうとすると作ることができません。

ですが、その遙か昔のメールアドレスをずっと使い続けて見える方で、①~④のどれかに引っかかるメールアドレスの場合、iPhoneからは送ることができません。

 

例えば送ろうとすると同じようになります。

 

そのため、届いたメールに対して返信しているのにエラーになってしまう・・・という事態が起きるのです。

 

 

Outlook、WindowsLiveメールなどWindows標準のパソコンのメールソフトは、当時からそれに対応していましたので問題なく送受信できます。

パソコンのメールの場合まず送ってみて届かなかったらエラー・・・・となるのですね。

 

ですが、iPhoneの場合は送る前にこうなり、最悪送信トレイに入ったまま永久に送られない・・・と言う事になります。

 

こうなった場合は、iPhoneではどうしようも無いのでパソコンで送り直すしか方法が有りません。

気を利かせすぎととるのか、融通が利かないととるのか・・・とにかくiPhoneでは送ることができないと思った方が良いです。

 

お客様もご納得頂き、

 

これからこの一斉送信同報メールが来たらパソコンで返信するよ~

 

と言う事で決着しました。

う~ん、日本語はガラパゴス・・・・

 

 

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