お客様よりお電話とFAXがありました。
社長のメールにFAXのようなメールが届いています。
ドメインが保留になっていて、15日迄に更新しないといけないみたいなので、手続きをお願いします。
このFAX内容のメールがお客様に届いたのが11日。15日と言ったら明日です。
本当に保留になっていてドメインを解約されてしまったら大変ですので、急いで対応しないといけません。
ですが、FAXの文章を読んで「あれ?」と思い調べたら・・・
ノートンが「Norton Antispam」と判断しているとおりこれは迷惑メールです。
文章下部の「RENEW NOW」をクリックすると詐欺偽装サイトにつながり、そこに個人情報を入力するとまんまと情報や金品が盗まれる・・・と言うわけです。
文章自体は、WHOISから届く「pending(保留)」メールと実は全く同じです。
なので、ドメインを取得されて見える方で、自社名義にしていると、このお客様のように結構引っかかる可能性があります。
かくいう私も危うく引っかかるところでした。
実際にメールを拝見し、「RENEW NOW」のリンクをみると・・・
上記のようにWHOISとは全然違うURLとなりました。
その上ブラウザのセキュリティセキュリティアプリが反応しています。
社長が
何でこのドメインの所有者が私で、なおかつ私のメールアドレスがわかるの?
と。はい。疑問を持たれるのはもっともです!!
実はドメインはWHOIS情報というところで開示されています。
WHOIS・・・・Who is ? ・・・・誰? って言う意味ですね。
開示されているからこそ、そのドメインが信用できるかどうか判断できるのです。
住民票が誰でも閲覧できるのと同じですね。
大概の中小企業はホームページやドメイン取得を代行した会社の名義になっていることが多いですが、
自社名義にすると住所やメールアドレス、電話番号など開示しますから、こういうメールや電話が来る可能性はありますね。
その一方で開示していますからそのサイトの信頼度はぐんと上がります。
WHOIS情報はいろいろなところで確認することができます。
日本ではGMOのお名前.comがよく使われていますので今回は一例としてご紹介します。
・お名前.com WHOIS情報閲覧ページ
https://www.onamae.com/domain/whois/
ドメインなどは結構英語で案内が来ますので、だまされやすい迷惑メールの一つです。
ドメインをお持ちの方はご注意ください。