日本語で上陸してきた“ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)”に注意 | Tascal PCサポート情報

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 昨年は日本をターゲットにしたワンクリック詐欺・ウイルスが非常に増えた年でした。

中でもオンラインバンキングを狙ったものや、LINEなどの乗っ取り詐欺では、日本語の正確さが顕著に表れ、
これまでは日本語の壁でなかなか引っかからなかったこの手のウイルスが日本人にとって驚異になるようになってしまいました。

おそらくちゃんとした日本語でウイルスを送ると日本人はだまされやすい・・・というのが犯人たちに知れ渡ってしまったのでしょうね。

 マイクロソフトは先日、Officeをターゲットにしたマクロウイルスが急増していると発表しました。

・ITmediaの記事から
マクロ悪用のマルウェアが急増、Microsoftが注意呼び掛け

マクロウイルスなんて15年前のウイルスだったのに、また増えてきているのですね。
これはまだ送られてくるのがメールで英語なので日本人はよほど大丈夫かと思います。
しかし、これが日本語になると、ちょっとまずいですね。

 そしてそれが現実になったのが、昨年12月、ノートンセキュリティを出しているシマンテックが発表しました
「日本語版のランサムウェア」発見の記事でした。

・シマンテックの記事
日本のユーザーを狙って設計された TorLocker ランサムウェアの亜種

ランサムウェアとは、“身代金要求型ウイルス”のことです。

これに感染してしまうと、使用中のパソコンがロックされてしまい、全く使用できなくなってしまいます。

さらに、
「もしパソコンのロックを解除してほしくば金(主にビットコイン)を払え!」
と、パソコンを人質(物質?)にして身代金を要求してくると言う悪質なウイルスなのです。

 


一昨年ロシアで発見され一気に世界に広がりました。
世界では昨年このランサムウェアにかなり悩まされたのですね。
ですが、日本語ではなかったために日本での影響はほとんどありませんでした。

しかし、ついに日本語版が現れてしまいました。
もしかしたら今年はこのランサムウェアに悩まされる年になるかもしれません。

今回シマンテックが発見したのもやっかいで、
メールやWEB上のリンクをクリックすると下記のようなFlashのインストール画面が出てきます。

 


ちなみに本物のFlashのアップデート画面はこちら。
(真ん中のマカフィーセットインストールはgoogleの時もあります。また、FlashをインストールしていないPCの場合は「今すぐインストール」になります。)

 


ほぼ・・・いや全くといってよいほど同じなので、いつもの感覚でアップデートしてしまいそうです。
 ですがシマンテック曰く、セットアップのインストーラーが全く違うので、ちゃんといつも見ていればセットアップ画面でわかると言っています。

ちなみにランサムウェアのセットアップアイコンは下記(シマンテックより)

 


もうひとつ、(今のところですが)確実に判断する方法があります。

それは、アドビからくるアップデーターです。
パソコンを起動すると下記のような画面が出ることがあると思います。

 

 Flashのアップデート画面には、基本この画面からしかいきません。
この画面で「インストール」を押すことでアップデートの画面に飛ぶのです。

そして、このアップデーターはパソコンを起動したときにしか現れません(今のところ)。

ですので、パソコンを使用中に、意図しないにもかかわらず上記の画面が出てきた場合、ほぼ100%それは偽画面と判断することができると思います。

そうやって判断なさるのも一つの方法がと思います。


このランサムウェア、最大の問題は、
もし感染してしまったらパソコンを初期化するしか方法が無い
ということです。

ハードディスクだけを抜き出して中のデーターだけを取り出したくても・・・データーを暗号化して取り出せないようにしているのもあります。
 さすがにBIOSまでロックするのは今のところ私の情報では見つかっていないはずなので、再セットアップは(ディスクなどのメディアでリカバリーディスクがあれば)できそうですが・・・。

 そのため、バックアップしていない重要データーをどうしても取り出したくて、犯人にビットコインを支払ってしまったという話も聞きます。

誘拐事件でもそうですが、身代金を支払ったと言って人質が助かる保証なんて何もないのですよね。
 
 なので、対策は残念ながら昔ながらの

・ウイルス対策ソフトを必ずインストールする
・定期的に重要データーはバックアップをとっておく


しか現状ではありません。

今回のようにFlashなどの有名プラグインでしかもほぼ必須なものに似せて出てこられると、
引っかかってしまう人も多いと思いますので、この手のアップデートもいつもと同じアップデート画面かどうかチェックする必要がありますね。

 もし専任のSEや業者がいるのならば、そういったプロや詳しい社員にアップデートも任せた方が良い時代なのかもしれません。

ランサムウェア・・・ご注意ください。