最近電話会社であるかのようなトークで遠隔操作をし、プロバイダーを勝手に変えてしまう業者が増えているそうです。
国民生活センターの注意より
相談激増!遠隔操作によるプロバイダ変更勧誘トラブルにご注意
【事例1】
大手電話会社からの電話だと思い、プロバイダ契約の内容変更を了解したが、そうではなかった
【事例2】
電話勧誘時に書面の交付を求めたが、拒否された。契約後に、書面が届いたが勧誘時の説明と契約内容が違う
【事例3】
通信料が安くなると言われてプロバイダ契約を変更したが、言われたとおり安くならない
【事例4】
電話でプロバイダ変更を勧誘され、よくわからないまま遠隔操作で変更してしまった
「NTT西日本パートナーの○○です。お客様がお使いのインターネット回線の確認のお電話です」
・・・と、かかってきましたらあなたはいかがいたしますか?
NTT西日本から電話が来たと、結構信用してしまうのではないでしょうか。
電話先は、実はNTT西日本ではありません。
NTT西日本と取引があるだけのただの業者なのです。
NTTだけではありませんが、「パートナー」という言葉を聞いたら、まずその業者を疑ってみましょう。
よく詐欺でもありますよね。
「消防署の方からきました。消化器を買ってください」
ってやつ。消防署の方からきただけで消防署員ではない。
でも信用して消火器を買ってしまう。
もう一つ、あなたはパソコンを使っていたら、インターネットの画面で下のような画面が出てきました。
最近多いのがこのパターンです。
マイクロソフトのロゴがあるので信じてしまい「今すぐ修復」を押してしまい、宣伝ソフトがインストールされてしまうのです。
よく見てください。
「Microsoft Partner」
なのです。
パートナーという言葉は、電話でもインターネットでも、まずは疑ってみてください。
話を元に戻しまして、最近は遠隔操作するソフトが普通に流通しています。
しかも性能のよいソフトが無料で。
私も実は「team viewer」という遠隔操作ソフトを使用しています。
このソフト、非常によくできている上に、非営利で使用するには無料なのです。
私は遠隔操作ソフトを使ってサポート業務を行っていませんので、これで十分です。
※遠隔操作ソフトでサポート業務を行わないのは、今回のようなことが起きた場合、私も疑われる可能性がある上に、責任が取れないからです。
遠隔操作サポートを依頼するという方のほとんどは、自分では設定ができないからやってもらうのです。
つまり、遠隔操作で今自分のパソコンに、何をやられているのかわからないのです!!
以前記事に書いたように、世界では無料でU2のアルバムを勝手にパソコンに入れただけでクレーム殺到なのです。
自分のパソコンを、それが会社のパソコンや個人情報が入っている仕事のパソコンならなおさら、
完全に信用がおける業者やメーカー以外、勝手にさわらせたり遠隔操作で作業させてはいけません!
やる方は当然悪いですが、やられる方も無防備なのも絶対にいけません!!
ご注意ください。