AIを使い始めた頃。

AIからそれらしい答えが返ってくると、「なるほど。」と思うことがよくありました。

文章はきれい。

説明もそれらしい。

自分よりはるかに多くのことを知っている。

そうなると、つい「AIがそう言うなら、そうなのかな。」と思ってしまいます。

でも最近は、AIに対して普通に「いや、それ違うぞ。」と言っています(笑)


AIは、こちらの話を勘違いする

これは今でもあります。

私が何かを説明する。

AIが、「なるほど。つまり○○ということですね。」と返してくる。

ところが、「いや、そうじゃない。」(笑)

こちらの説明が足りない場合もあります。

AIが勝手に前提を補ってしまう場合もあります。

言葉の意味を違う方向に取っていることもあります。

だから最近は、AIが「理解しました」と言っても、あまり安心しません。

むしろ「どう理解した?」を確認することがあります。


今回のブログでも、実際にあった

少し前、AIを設計でどう使っているかという話をしていました。

AIとの会話の中で、問題点に気づいていく。

そんな使い方だとAIは理解していました。

でも私は、「いや、違うぞ。」と訂正しました。

私の場合、設計ではまず自分で考えます。

自分で考えられる問題は、できるだけ先に潰します。

そのうえでAIに見せ、「まだ自分が見落としているものはないか?」を確認します。

似ているようで、私にとってはかなり違います。

AIと一緒にゼロから設計を考えているわけではありません。

AIには、自分が考えたものを別の角度から見る役をしてもらっています。


AIは、使っている本人より本人を知らない

当たり前の話ですが、AIは私ではありません。

私が30年以上仕事をしてきて、何を経験して、何を失敗して、どんな時に違和感を感じるのか。

全部を知っているわけではありません。

だから、AIが私の考えを説明した時、本人である私が「それは違う。」と思うことは当然あります。

そこで、AIの説明の方に自分を合わせる必要はありません。

逆です。

AIの方を修正すればいい。


「違う」は失敗ではない

AIとの会話で期待していた答えと違うものが出てくると、「質問の仕方が悪かったかな。」と思うことがあります。

もちろん、そういう場合もあります。

でも、必ずしも失敗ではありません。

「違う。」「そこじゃない。」「私が言っているのはこっち。」と返す。

するとAIが、「なるほど、そういう意味ですね。」と修正する。

そこから会話を続ければいい。

人と話していても同じです。

一回ですべて伝わるとは限りません。


AIは訂正しても怒らない(笑)

これも結構便利です。

「違う。」

「さっきの答え、おかしいぞ。」

「その前提はどこから出てきた?」

何回言っても、AIは「もうええわ!」とは言いません(笑)

こちらが納得するまで、何度でも話を続けられます。

これはAIのかなり大きな利点だと思っています。

遠慮する必要がありません。


AIを使う側にも判断がいる

ただし、AIに「違う」と言うには、

こちらにも考えが必要です。

何も分からなければ、AIの答えが正しいのか、間違っているのか判断できません。

だから私は、AIを使えば使うほど人間側の知識や経験も大切になると感じています。

AIが賢くなれば、人間は何も知らなくていい。

私はそうは思いません。

むしろAIの答えが自然で、もっともらしくなるほど「本当にそうか?」と判断する力が必要になる。

設計なら、なおさらです。


AIと対等に話す

先生に答えを教えてもらう。

そんな感覚でAIを使っていた頃と比べると、今はずいぶん変わりました。

AIが案を出す。

私が見る。

「そこは違う。」

AIが修正する。

今度はAIが、「では、この場合はどうですか?」と返してくる。

私がまた考える。

そんなやり取りです。

どちらが上というより、考えをぶつけ合う相手に近くなってきました。

だからAIから、「その設計で問題ありません。」と言われるより。

「ここ、見ましたか?」と言われる方が面白い。

そして私が、「そこはもう見たぞ。」と言う。

フォッフォッフォッ(笑)

でも、たまに「……そこは見てなかった。」がある。

その一回のために、今日もAIと話しています。


編集後記

このブログを書いているチャーも、時々私の言っていることを勘違いします。

そして私が、「違うぞ。」と訂正します(笑)

でも、それでいいと思っています。

AIが最初から全部理解してくれることを期待するより、違えば直す。

足りなければ追加する。

AIがおかしければ指摘する。

そうやって会話を重ねていく方が、私には使いやすい。

AIに遠慮する必要はありません。

何しろ、何回訂正しても機嫌を悪くしませんから(笑)

これからAIを使う人に、一つだけ言うならAIに「それ違う」と言っていい。

むしろ、それを言えるようになったところから、AIとの付き合い方が少し変わるのかもしれません。

AIを学び、AIと共に考え、AIと共に創り上げる。