AIを使い始めた頃、私はこんな勘違いをしていました。

「AIは何でも知っている。」

質問すれば正しい答えが返ってくる。

そんなイメージを持っていました。

 

でも実際に仕事で使い始めると、そうではありませんでした。

AIは時々、もっともらしい答えを返してきます。

しかも自信満々です。

 

プログラムを書いてもらった時も、

「これは完璧だ。」と思って実行すると、エラーが出ることがあります。

設計について相談した時も、理論的には正しくても、現場では使えないことがあります。

 

最初の頃は、「AIも間違えるのか…。」と少しがっかりしました。

でも最近は考え方が変わりました。

人間だって間違えます。

設計レビューをするのも、一人では気付けないことがあるからです。

 

AIも同じでした。

だから私は最近、AIの答えを「正解」ではなく「たたき台」と考えています。

AIが出した案を見て、「ここは良い。」「ここは違う。」「こう直したらもっと良くなる。」

そんなふうに考えるようになりました。

不思議なことに、その方が仕事はうまく進みます。

 

AIは完璧だから便利なのではありません。

一緒に考えられる相手だから便利なのです。

 

だからAIが間違えることを、以前ほど気にしなくなりました。

むしろ、「じゃあ、どう直そうか。」と考える時間が、新しいアイデアにつながることもあります。

AIは万能ではありません。

 

でも、万能でないからこそ、人間と組み合わせる価値がある。

私はそう感じています。


編集後記

長年設計の仕事をしてきて思うのは、

「最初の案で完成することはほとんどない」

ということです。

設計も改善の繰り返し。

AIとの対話も同じです。

少しずつ修正しながら、一緒に良い答えへ近づいていく。

そんな付き合い方が、一番しっくりきています。