毎年楽しみにしているマッサーリア先生門下生によるコンサートがありました。
ここはサンハートの音楽ホールです。不思議な光景です。


行ってみてわかったこと(演奏者も)ですが、この金屏風で演奏者を隠して演奏をするという趣向でした。最近は過剰なパフォーマンスに目を奪われるケースが増えているというところで、純粋に音のみで音楽を聴いてみるというものでした。そして、素晴らしい演奏者たちの演奏を聴いて、聴衆である私たちがコメントを書くという重責付き。もちろん、どなたが弾いているかもわかりません。
初めてのことで、戸惑いながらもコンサートは始まりました。

音だけを聴くというのは不思議な感じです。登場するピアニストのしぐさ、ドレス、指さばき、いつも視覚的要素に影響を受けていたことを実感しました。終演後のインタビューで、演奏者の方が、遮断されているところで弾く違和感と普段会場の空気に助けられて演奏しているというお話をされていました。
貴重な体験をさせていただいたコンサートでした。 by betty