NVAN搭載のアイドリングストップ(econ)キャンセラーを作っているが、
エンジンスタート(IG)直後にeconスイッチを4.2秒Gndに落とす555を
使った簡易ワンショットタイマーを使ったがon時間が遅延しないため
始動時のセルフテストで車載ECUにボタンがショートしていると誤解を
与え故障警告が出る場合があるのだ。
以前書いたように数秒ディレイ時間を設けてからonさせるような回路に
した方が良いだろう。
555を2個合わせて遅延する回路を考えていたが、回路を調べていると単安定
マルチバイブレーターを2つ使った回路が紹介されていたのを見つけたので
参考にさせていただいた。
下の回路で5秒間を作り上の回路をトリガさせ1秒をフォトリレーに出力する。
今度は他の車種でも利用できるようにリレー出力はオープンにしてある。
リレー出力は便宜上+-を書いているが双方向なのでどちらをGnd接地しても問題ない。
これでエンジン始動時IG電源がonになると5秒待って1秒間リレーがonするようになる。
いつものように2層2面で基板を起こす。
試作品ver3.0の3Dイメージ。
ほぼパーツは秋月電子で揃うが、単安定マルチバイブレーターが2個入った
MC4538は扱っていないようだ。
かなり古いMOSICなので取り扱っている店舗があまり無いかもしれない。
私は互換のTC4538BPをamazoneで見つけたが実店舗だと千石電商かマルツにあるようだ。
2個のダイオードは電源off時の放電用なので小信号用で十分だ。
抵抗とコンデンサーは基板上に値を印刷しておいた。
いつものようにJLCPCBへ発注。
お安く作ってくれて大変助かっている。
さて春節真っ只中だが何日で届くだろうか。