最近の車にはアイドリングストップ機能が搭載されているが、長く
停車するたびにエンジンがON-OFFされるのでイラッとする。
HONDA NVANにeconと呼ぶ似た機能が搭載されている。
econは高度な節約機能でエアコンをオートにしておくとエンジンを
連動させて最も快適な室内空間を維持しながら燃費を節約する事が
出来るようだ。すごいな、最近の軽四輪はここまで来ているのか。
ただ、しばらく乗っていて気付いたがeconをoffの方が燃費が良いのだ。
手動でOFFに出来るボタンが用意されているが毎回の操作は面倒。
ボタンの仕組みを調べるとECUから+12vにプルアップされた信号が
来ているだけなのでシャーシGndに接触させれば良いだけみたい。
タイマーICでIG(イグニッション)電源が供給されたら4.2秒間Gndに
落とす回路を作った。簡単な555で作ったワンショットタイマーだ。
2番ピンをGndに落とすと6.7番ピンに繋いだCRで決めた時間3番ピン
のout側に電圧が発生するのでカプラーを使いGndに落とすスイッチの
代わりにした。
ecoスイッチがGndに落ちる動作をする他の車にも応用できると思う。
注意したいのはICの動作電圧。
一般的な555の動作電圧は16vまでになっている。
車の始動時はオルタネーターからの供給で15v近くまで上昇するので
定格超えで壊れるかもしれないため18vまで対応するCMOSタイプを
使う事にした。
スイッチ操作部はフォトカプラーでも良かったがON抵抗が1Ω以下の
フォトリレーを使う。
どちらもみんな大好き秋月電子でお安く購入できるパーツで構成。
基板を起こす。
小型化したかったが手持ちディスクリート部品で構成したため少々大型化と
言っても切手2枚分くらいの大きさだが。
ユニバーサル基板でも組めるくらいのパーツ量だったがせっかくなので基板化した。
ブレッドボードで動作は確認しているので基板屋へ発注する。