[成りすましに注意]迷子鳥の保護主の皆さまへ | ぴいちゃん工房

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止まり木作ってます。

なんともきな臭いタイトルになってしまいましたが


ここ最近、SNS等でおかしなお話をたびたび目にしました。
それは

迷子鳥を保護していただいてる方の所に、正体不明の人物から
「その鳥はうちの鳥です 私に返してください」と、突然連絡が入る と言うものです。

通常であれば迷子の愛鳥さんを懸命に探されている飼い主さんは、身分を明かしたうえで
「その子はうちの子かも知れないので確認させていただきたい」と、しかるべきルートを通して保護主さんの所へ連絡が入るはずです。

ところが、この「正体不明のなりすましの自称飼い主」は、その子の飼い主である証明が何もない状態で
強引に「その子は間違いなくうちの鳥だから戻せ」と確認できる画像も無しにやんややんや言ってくるそうです。


飼い主を詐称するとか、そういう感じです。

これは、
①とにかく(安価又は無償で)鳥を手に入れたい
②珍しい鳥なのでなんとかごまかして手に入れたい
というパターンがあります。

残念ながら、こういうケースは実際にあります。


過去にこういうケースがありました。
これは実話なんですが

①とある県の冬の公園に、迷子と思われるヒメコンゴウインコさんが住み着いてしまいました。
この時は近隣の有資格の方が保護してくださって、SNSを使って保護の情報を流していました。
この時「あーその子うちの子ですー」という身元証拠画像付き申し出がかなりあったそうですが、
実際にはその画像は「ネットで拾ったもの」が大半だったとか。
これは保護主さんが多くの詐称に気づき、怪しい申し出は全て蹴り、本来の飼い主さんの所へ戻すことができた。と聞いています。

②当時すごく珍しい種類の大型オウムさんのロスト事故が発生
この時はロスト事故が発生して間もなく、とあるアパートの廊下に「大きな鳥がいて怖くて部屋に入れない」と住民の方から110番通報があり、その子は無事に警察署に保護となりました。が、
実はこの件が「珍しいオウムが保護されました。この子は迷子?」という内容の情報がメディアで流れてしまい、その後に最初の件同様に「その子はうちの子詐欺」の問い合わせが殺到したそうです。
これ実は飼い主さんが私のお知り合いの方でもあって、この件のネットニュースを見た途端
「こんな珍しい鳥は○○さんちの○○ちゃんしかいないのでは?」と直感しました。
ところが何故か詐称飼い主が多く申し出るという(爆)

ただちに本来の飼い主さんが警察署に迎えに行きましたが
「あなたがこのオウムの飼い主である事を証明せよ」と警察から言われ、再会まで時間がかかったそうです。
結局は「迷子のオウムさんが飼い主さんの鳥である事を証明できる第三者さん」が警察にコンタクトを取ってくれて、警察で内容の確認も取れて、無事にご帰宅となりました。

この二つの件は私がぴいちゃんを迎えて間もなく発生した事柄でしたが、
鳥飼っていながら詐称でよその家の鳥を横取りしようなど
どれだけ鳥の飼育者としてのプライドが低いのか
とそれは呆れかえったものでした。


この二件の例は特殊なケースで、「通常普通にお迎えできるサイズの小鳥さん」の枠を大きくオーバーしている(笑)パターンですので、詐称を行った連中もある程度は飼育の経験を積んでいる輩のはずです。まー呆れかえりましたが。




最近ではSNSや携帯端末の普及、有志の皆さまのご尽力によって迷子鳥の保護の情報が数多く発信されています。

これに対して、ごく僅かな数と思われますが、
「その子はうちの子だから返せ」という詐称を合わせた強引な申し出があるという事です。

その詐称の特徴として
SNS等の捨てアカ(使い捨てのID登録)を使う場合が多いです。
これは、過去の当事者の動き等に問題のある場合などに使われます。
一件の自身の迷子に対して複数件の保護主さんに対して返還の要求をするなど
悪質なケースも散見されます。


迷子鳥さんを保護してくださっている保護主の皆さんは、こういった詐称を行う人物に十分にご注意をお願いいたします。

飼い主さん(と思われる人物)からコンタクトがあった場合は
①身元を申して出てくれるか(身分証の確認や届け出警察仲介での確認がベスト)
②自分の愛鳥さんの特徴なとが的確に説明できるか
③保護主さんから確認の取れるその鳥さんの情報が、飼い主さんのSNS等に載っているか
(ロスト発生時の日時、状況、その子に関する情報や過去の画像など)

特にこの「愛鳥さんの特徴」などは、飼い主さんしか知り得ない情報が沢山詰まる事となります。
どんなお喋りをするか、どういうものを見せるとどんな反応をするか、鳥さんの身体的特徴は何か
等がスラスラと出てこない場合は、かなり警戒していただいてもよいかと考えます。


飼い主さん(と思われる人物)から申し出があり、その内容に不審点があった場合には、保護届け先の警察署か、もし人づてがあれば鳥の保護団体さんや鳥の施設さんなどに相談していただくのもよいかと思います。
この場合は「法人登記している」など、きちんとした施設さんであれば、保護主さんの個人情報もしっかり守ってくれますので。


こういうのは、私たちやブログに訪れてくださっている皆さんでしたら
「こいつは怪しいぞ」となるはずなんですが、
保護主さんが「たまたま鳥を保護してしまった。さてどうしましょう汗」という場合、
なかなか臨機応変に詐称対策は難しいと思います。
この辺りはベテラン飼い主の皆さん、ヤバそうな時はアドバイスをどうぞよろしくお願いいたします(v▽v)なんでち

私達はとにかくロスト事故には気を付けましょう



迷子のおともだちのお世話
ありがとうなんでし(・▽・*)

※例として、この画像は「おもちの身体的特徴」が見えなくしてある画像です
この画像の見えない部分の「あそこがあーなっててここがこーなってます」と説明できると
保護主さんの立場から見ても安心していただけるんじゃないかと






怪しいのは警戒なんでち(・Σ・;)

そうだな(==#)