ぴいちゃんとおもちに手伝ってもらって
愛鳥祭で展示するルーミィが出来上がりました。
※なんでこのルーミィを作ったか
きっかけは、今年の1月に菜の花動物病院さんからのご依頼での、脚の治療中のオカメインコさんが使う止まり木を作った事からはじまりました。
ご依頼は、ルーミィを使用のオカメさんの治療の為の止まり木、というご依頼でした。
ここで考えた事は、
①体重があり、脚の悪い子でも快適に過ごせるように、止まり木が揺れない固定方法とする
②快適に過ごせるように、止まり木長を長くとる
③飼い主さんが頻繁な洗浄消毒が簡単に行えるように、純正パーツのホイールジョイントを利用する
こう考えて作ったものが、この形となりました
メインの止まり木は両ネジとしてがっちり固定、それに追加の片持ちの止まり木を乗せる形としました。
これである程度の止まり木の長さと、向きと少しの高さを変えた止り木によって、環境のバリエーションを増やすとしいう狙いもあります。
そして、このルーミィをお使いのオカメさんは、脚もすっかり良くなり今は元気に過ごされている、と先生からご報告をいただいております。
よかったよかった(^◇^)なんでち♪
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そして、今回の愛鳥祭へ向けて、このルーミィをもっと進化させたセットアップは出来ないものか?と考えました。
①愛鳥さん快適、止まり木長を長く
②頻繁な強い消毒に耐えられる素材を使用する
③飼い主さんからも取扱いがなるべく簡単であること
④ケース本体への穴開け加工はせずに、どなたでも簡単に同様のセットアップが出来る事
としてみました。
と、いう事は ルーミィベーシック+サンコーさんから販売されているオプションパーツを利用する→そこになるべく安定した止まり木を付ける、と考えてみました。
それで出来たのがコレです。
ルーミィのベーシックに、止まり木を二本と階段を取り付けてあります。
止まり木はホイールジョイントを使用して取り付け、脚の悪い鳥さんが床に降りてしまっても階段を使用して止まり木に戻る、という動きがとれるようにと考えています。
止まり木二本と階段、それを取り付けるためのホイールジョイントを4個、食器は止まり木上から届く位置に二個取りつけてあります。
右側をサンコーさんの浅型バード食器のSサイズ、左側にはマルチカップをジョイントを利用して取り付けてみました。
浅型食器は本体のジョイント取り付け穴を利用していますが、本体上側を取り付けたままでも取り外し可能です。
止まり木はこのように周囲に大きく配置をして、タイトなルーミィの内部に約65cmの止まり木長を実現しています。
このセットでは止まり木径は12~18mm程度としてあります(セキセイインコ使用を想定)。
保温をする場合は左方後方にヒーターを設置すれば、右前方へ向かって大きな温度勾配を設定出来る、と想定しています。
今回、特にこだわったのはこの止まり木取り付けのための部品類で
通常の止まり木取り付けのためのネジは蝶ナットを使用していますが、このルーミィ専用の止まり木では、ステンレス製のローレットナットという特殊な部品を使用しています。
この周囲にギザギザのある丸いナットを使用する事によって、ホイールジョイントの下方に止まり木を付けた場合でも、ジョイントを本体に付けたままネジを回して高さを微調整してしっかり固定する事が出来、ます。
この丸いナットの素材は、耐酸性の強いステンレス304という素材を使っています。
ルーミィの最大のメリットは隔離性の高く軽量な樹脂製の本体そのものにありますが、樹脂のケースはケージのように網線があるわけではないので鳥さんの歩行での上下移動が出来ない場合がある、というのが最大のデメリットでもあります。
このデメリットを克服する為に、ルーミィのサイズに合った階段を取り付けてみました。
いつもの階段と同じ形状ですが、ルーミィのサイズに合わせて止まり木を45mm間隔、下段を80mm長と上段をお休み止jまり木の役目を果たせる約145mmとしています。
取り付けネジは上側一ヶ所ですが、止まり木と同じオールステンレスの部品を使用して取扱いを簡単にしてあります。
この階段はこれを使って降りる為では無く、止まり木から床へ降りてしまった場合にこれを昇って止まり木に戻ってもらう為に取り付けてみました。
階段の最下段はオーバーハングを小さくし、床からの一段目のアクセスを楽にできるようにしてあります。
このように止まり木と食器類は看護の環境を想定してセットしましたが、その場合は強い保温環境が必要になることも考慮して、天井網の部分にアクリル板で保温カバーを取り付けてみました。
1mm厚の透明度が高く撥水性もよいアクリル板を取り付けてあります。
この取り付けネジに関してはケース内側へ出っ張る部分もあり、鳥さん衝突時の怪我の防止の為に樹脂製のユリアネジで固定をしてあります。網の形状に合わせて、ユリアネジと上側からは樹脂製貫通化粧ナット、ステンレスのワッシャを三枚組み合わせて簡単かつ確実に固定してあります。(ネジ部は通常の金属製です(三価クロメートメッキ))
このように片側へスライドさせることによって
季節ごとの保温環境の変化にも対応させることが出来ます。
また、このアクリル板は上面全てを覆っているわけではありませんので、網と本体の隙間からサーモなどのセンサーコードを中に引き入れる事も可能です。
これが今回セットアップしたルーミィの概要です。
このそれぞれの止まり木類はわずかな数ですが販売用に用意もいたしました。
(元々正確な寸法取りの為にルーミィの実物を用意しましたので)
ルーミィ専用止まり木類
手前 ルーミィ専用止まり木S 2000円
中 ルーミィ専用止まり木W 3000円
奥 ルーミィ専用階段 3000円
現状では各5本ずつ用意してあります。
専用のナットの初回に入れた分がこれで無くなりましたので追加で注文してありますが、もし間に合えば追加製作を行うかも知れません。
また、天井カバー用のアクリル板もこれから用意する予定でおります。
------このルーミィの販売に関して----------------------
このルーミィの完成品は愛鳥祭で二日間ともに展示をいたします。
会期終了後に持ち帰りが大変なので、現地で販売させていたたきます。
ルーミィコンプリート ぴいちゃん工房仕様(小型鳥さん向け)
価格 ¥12000- (限定1台)
1日目の開始時からブースにルーミィは展示しますが、お渡し出来るのは2日目の愛鳥祭終了時となります。
完成品のそのまま現状でのお渡しで、緩衝材に簡単にくるんで家電量販店の大きな紙袋に入れての手渡しとなります。
(元箱・取扱い説明書付)
会期終了前のお持ち帰りと、終了後のこちらからの発送はいたしませんので、よろしくお願いいたします。
(費用の問題ではなく時間的都合で梱包発送は出来ません)
※このルーミィの防疫について
止まり木、階段は煮沸消毒をしておきます。
ルーミィ・食器類は新品開封品ですが、組み立て調整の為に実際にうちのぴいちゃんとおもちがケース内に入っています。
下側本体のみ温水で洗ってありますが強い消毒は行っておりませんので、お買い求めいただきました飼い主さんがご自宅基準での消毒を行った後にお使いください。
※愛鳥祭スタッフ・ボランティアの皆さまへ
愛鳥祭会期の二日間大変お世話になります。
スタッフ・ボランティアさんの中にもこのルーミィに興味を持っていただける方も多いと思いますが、主催関係者さんからの早期のご購入お申し出はお控えいただけますようお願いいたします。
当日愛鳥祭へお越しの、このルーミィを必要としている愛鳥さんと飼い主さんのの元へお迎えされるのを切に望んでおります。
(※愛鳥祭終了後にTSUBASAさんでプラケ相談会を開催予定調整中です)
→会期二日目の14時以降でしたら主催関係者様のご購入お受けいたします。
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日本ではこのルーミィのようにとても性能・品質のよい数々の飼育ケースが多数販売されています。
今回、展示させていただくこのルーミィは私とぴいちゃんからの全ての愛鳥家のみなさんへの提案です。
これが全ての正解ではありませんが
こういう使い方もあるのか、こういうやり方もあるのか、と普段の愛鳥さんとの暮らしにお役立ていただけければと思います。
愛鳥祭では、どうぞぴいちゃん工房のブースへお立ち寄りください。
ボクはお留守番なんでち(・Σ・;)
お留守番むかつくのでし(・◇・)
そうだな(==;)













