趾瘤症(しりゅうしょう)とおもち | ぴいちゃん工房

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止まり木作ってます。

しりゅうしょう って何? という方は、

[趾瘤症(しりゅうしょう) バンブルフット]で検索してみてください。

 

※今回はおもちの自宅での静養看護の内容です。

鳥さんにはそれぞれ個性があり、環境もまたそれぞれ。

主治医の先生とよくご相談の上治療方針を決定する様にしてください。

 

 

 

 

 

昨年10月のこのブログを書く少し前まで、おもちが趾瘤症にかかっていました。

確か昨年7-8月頃の私が公私共々最もバタバタしていた時期に発症してしまったようでした。

定例の通院で、発症が発覚。

「趾瘤症の症状と思われるが、他の疾患の疑いもある」

という事で、抗生物質のお薬、処方ペレットを出していただいて帰って来ました。

先生からは「なるべく足に負担がかからないようにやってみてくれ」

というアドバイスをいただきました。

 

さてプラケです。

ここでプラケなのは保温もありますが、活動範囲を規制して移動に伴う足への負担を減らす為でもあります。(と、解釈しています)

 

プラケ。

足裏への負担を防ぐために、メインの止まり木にキッチンペーパーを巻いてみました。

ティッシュペーパーだと齧ってしまいましたので、キッチンペーパーで決着。

 

各大図

斜めにして止まり木に巻き付け、やや大き目のプラスチッククリップで固定しました。

日中の留守番ももちろんこのプラケです。

うちではこのプラクリップを愛用しています。

→金属製(メッキ)ではないので、齧っても安心

→乗っかっても冷たくない(熱伝導の関係) などの理由です。

 

おもちは、この足の置き方を好んでいるようでした。

 

と、

本来はここまでで完結のはずですが、そこがアレで。。。

治療の2か月間、おもちは時間こそ短いものの、プラケから出て暮らしてもいました。

「趾瘤の子を放鳥するなんて、何考えてんだ」と思われるのが普通ですが。

※昼間の留守番中はもちろんプラケINです。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

さて、おもちが飛ぶ理由はなんでしょうか?

 

 

①普段のケージから自ら出て、好みの止まり木へ飛んで移動

②ぴいちゃんのケージに飛んで行って、美味しいシードをつまみ食い

③ぴいちゃんに追いかけられて、飛んで逃げる場合

だいたいこの理由のみです。

 

この三つを考慮した上で、放鳥の環境を整えてみました。

 

 

 

以前の記事で載せたおもち部屋です。

(画像はイメージです)

 

こんな状況で、ぴいちゃんとの部屋の完全隔離、プラケ、扇風機・止まり木と距離を詰めて置く。

元々、おもちが移動する場所は、プラケ、T字、扇風機の三ヶ所のみ。

床にはクッション性の高いキルティングのラグマットを敷いてあります。

この画像にはありませんが、この扇風機の他に中央のT字パーチにもタオルを掛けて、おもちが主に過ごすスペースのクッション性を上げてみました。

また、ぴいちゃんの部屋より室温を高めに設定してあります。

これで、ぴいちゃんに追いかけられる事も無く、プラケ以外には食べ物もないので飛んでも仕方ないし、お腹が減ったり、なんか用事があれば同室でPC作業をしているたけちゃんを呼べばいいし(爆)

 

 

さしずめ 「6畳間サイズのプラケ」です。

 

 

 

プラケの横に茶色のお椀が見えますが、これはすり鉢です。

処方ペレットが美味しくないようで、おもちはあまり食べず、出来れば食べてもらいたいし、

そこで、SunnyKitchenさんからアドバイスをいただきました。

「細かく砕いていつものシードにかけてみ」

少しは食べれたかな???

 

 

 

タオル掛けのT字で過ごすおもち。(当時の画像)

「あのペレット、美味しくないのでし(;・◇・)」

 

 

恒例、扇風機の上で過ごすおもち(当時の画像)

「ここがいちばん、いいのでし(・◇・)」

 

 

 

当時のおもちは、時間が短くなったとは言え、ケージ→プラケ以外はほぼいつも通りの過ごし方をしていました。

お気に入りと言えどプラケはちょっと狭いけど、外にも出れてゆっくり羽繕い。

趾瘤症は2ヶ月程で完治しました。

 

 

「足の治療」という難しい条件の中で、「おもちが一番リラックス出来る方法」を自分なりに考えた上での対策でした。

 

 

 

人の都合ではなく、"愛鳥さんの都合"で考えてあげると、穏やかにゆっくり過ごせるのかも知れませんね。

 

 

 

 

ぴいちゃんとおもちも誌面に登場?!

 

 

 

 

 

またひとつ おもちに教わりました。