No.312 オートプレイ時のなぞりルールを考える その1 | ポコダン モンスター採点図鑑

ポコダン モンスター採点図鑑

ポコロンダンジョンズに登場するモンスターは数多く存在します。その中でも限界突破が可能な星7のキャラを中心として評価、解説していきます。記事内各項目の見方などについては『テーマ』→『はじめに』よりご確認ください。

 復刻ナラクタワー。まだ日にちに余裕があるというのに、大方の予想に反し実は低層部から少しずつやってたりします。もしかしたらサブくんのナラクタワー挑戦記もやるかもしれませんし。


 それにしても。いつものことではありますが、低層部めんどいね…。今更勝てないってことはないんだけどオートも出来ないし。


 初クリア報酬があるから初回扱い、だからオート不可…ということなんだろうけど、そもそも初回の手動強制からしてどうなんでしょうねと思う今日この頃。どっちにしてもやることはポチるだけに近いんだし。


 なぞりこそポコダンの醍醐味である、ということについては概ね私も同意です(ポチるのはポチるので奥深いですけど)。


 しかし、たとえ運営にとって味わって欲しいメインメニュー、自慢の一品だとしても。過去一度でも牛丼を注文したことのある人でないと他のメニューを選べないすき家とかないですし、シェフのおすすめからでしか頼めないレストランとかもそうそうないわけです。


 そこは消費者の自由で良いと思うんですよね。むしろ自由にしてもなお選びたくなる魅力をつくるべき。15階以降クリアで低層部スキップ案ももちろんいいんですけど、コラボ低難度とか含めその辺も変わると良いなあなんて。


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 ここまで語っておいてなんですが、割と長い前置きでして。本題はそのオートプレイの話。


 オートのなぞり、『なーんか変ななぞり方するなと思ったことないですか?


 もっと言うと『なんでそこをなぞり残すの?』『なんでそんなとこを終点にするの?』とかそういう疑問。


 それもこれも、オート実装から何年も経つのに未だにその思考ルーチン(以下なぞりAI)のつくりを理解していないから。


 ということで、期間をかけつつ何回かに分けてではありますが、そのなぞり方を探っていこうという企画になります。


 正直どこまで迫れるか分かりませんが、やってみましょう。


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 実は前回ブレポコで色々パターンを撮影してみました。


©Grenge.Inc.ALL Right Reserved.

 ブレポコのポポロンステージで、色々な配置からオートに任せてみるというやつです。他にも色々撮影はしています。

 さっき触れた『なぜなぞり残す?』だと、例えばこれ。



 左上と右上、あとポポロンの間の1マス。謎のなぞり残しがあります。

 あとはこういうのもありますね。


 ちょっと見にくいですが上方向からスタートすれば、ぐるっと回って右下もなぞれたのでは?


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 そんなこんなでモヤモヤしつつ眺めていたのですが、まず1つ気がついたことがあります。


 それは、今回撮影した画像全てにおいて『初期位置から最初に向かうのが左下のマスである』ということ。


 上の2枚、あるいは4枚くっつけた最初の画像の個々もそう。どうにかして左下に向かおうとします。しかも『最短ルートを使って』。


 つまり『まず最短ルートで左下マスを目指す』というなぞりルールの存在が推察できます。


 このルールがあるから、先ほどの画像において、



・最短で左下に向かうための斜め移動になり、左上が残る。
・同じく最短で向かっているところなのでポポロンの間の1マスも無視される。

 あるいは


・最長歩数になるのは上スタートだが、まず最短で左下に行きたいからこの方向に進み出す。

 という現象が起きるのです。ここは割と確信を持ったルール。

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 では左下についたら、その後はどう動こうとするのか。

 なぞりルートを眺めていると、縦と斜め線が多く、横移動が少ないことが分かります。横にしか動けない時を除くと本当に少ない。

 今回の中で一番極端なのはこれ。


 この画像から『左下に移動した後は、列単位で埋めていきたがる修正』および『左下到達時点で残っているマスを可能な限り埋めたがる修正』が疑われます。

 もう少し見てみましょう。


 なぞりAIに任せるといかにもなぞり残しが生まれそうな盤面ですが、きれいに埋めきっています。


 左列から順に埋めて行ってますが、次に埋めたいのは左から2列目。なので最短で埋めるべく斜め移動を駆使し、矢印のマスを後回しにしています。後で回収できるからでしょう。


 上方向から左列を埋めつつ左下に到達したこのパターン。次は2列目なので横に曲がり、すぐに上方向へ進み始めます。

 この画像にもあるのですが、


 斜め多用のこの挙動。これなぞりAIではほんとに頻発します。

 色々考えてみたのですが、どうやら、

 『上方向に進んでいる途中で進路が遮られると斜め右下に曲がり、以降の進行方向を下方向に変える』

 というルールがあるようです。また、

 『下方向に進んでいて進路を遮られると右に曲がりやすく、その後は上方向に進路を変える』

 ということも分かってきました。

 下側は最初の左下に向かう過程で既に一部埋まっていることも多いため、曲がりやすいという表現にしています。

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 これとか


 これとか。


 一度分かってくると、確かにそういうなぞりになるかもな、という気がしてきました。

 なお、なぞりAIはCS範囲を一切考慮しません。なので、オートなぞりに相性のいいCSは全範囲あるいは全敵範囲ものということになりそうです。

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 だいぶ分かったような気がしてきたでしょ。ところが、現時点でつじつまの合わない画像も出てます。例えばこれ。


 矢印の位置は上から左下に向かっている途中ならともかく、左下以降であれば埋められてしかるべきです。最長ルートを取るならこれ以降の回収も出来ないですし。その右側2マスもそう。

 しかし同じような配置でもこちら。



 敵の位置やプレイヤー初期位置との距離感が異なるこの場合は、同じ方向からの侵入でもなぞり尽くします。なんでなの。

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 はい。画像投稿数の制限的にも今回はここまで。分かったこと、分からないこと。まだまだあります。今回の矛盾の解明もそうですし、

・そもそも左下が埋まっていて存在しない場合に目指すのはどこなのか(あくまで左列の中で一番下を目指すのか)

・ギミック類のある場合はどう動くのか(地雷は踏まないよう動くけど)
 
 など、検証そのものもまだまだ必要です。

 最優先でやっていくわけではないのですが、もう少し追いかけてみようかと思います。なんなんだろなー。