No.298 結局銀魂コラボって引いた方がいいの? | ポコダン モンスター採点図鑑

ポコダン モンスター採点図鑑

ポコロンダンジョンズに登場するモンスターは数多く存在します。その中でも限界突破が可能な星7のキャラを中心として評価、解説していきます。記事内各項目の見方などについては『テーマ』→『はじめに』よりご確認ください。

 前回アンケートにもあった、ガチャそのものが“引き”か否かという話。一度銀魂コラボで考えてみることにしようかなと。


 ガチャキャラ単体の性能で言えば十分に強いし魅力もある本コラボガチャ。


 雑感としては『当たり外れが極端に激しいが、ここでしか得られないものもある』という感じでしょうか。『神楽を引きたい手持ちならあり』というのもあります。

 結論としては、ファンというわけでもない無課金~微課金状態なら控えておいた方がよさそう。


 ここからはその理由をもう少しだけ詳しく。リスクとリターンにわけて、本ガチャをみていきましょう。


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 まずはリスク。その最大要因は言わずもがな眼鏡と近藤。この二人があまりに弱すぎる。当図鑑採点ではありますが、平均3.0ないというのはコラボでのガチャキャラが全員星7になって以来最低値。それもぶっちぎり。


 コラボメダルとしても20体集まって始めて価値が出る程度なので、一般的な回数のガチャであれば(一応コラボ期間後に)レアメダルにするのが一番役に立つ使い道。モンスターボックスの1枠の方がよほど貴重です。


 その2人が高排出率枠、要はハズレ枠にいるせいで、コラボキャラ1体確定枠のギャンブル性がいつも以上の高さになっています。


 他のコラボとも比較してみましょう。直近でいえば北斗コラボ。あちらのハズレ枠ポジションにはリン&バット(タイプ3倍エンハンスAS×並のドレインCS)とマミヤ(周回補助用ダメージAS×高率のドレイン回復CS)がいました。当図鑑での採点双方6.5で平均も当然6.5。


 その前の新規コラボといえばエヴァ。こちらだと同枠はミサト&加持(S変換、おびえCS)とゲンドウ&冬月(タイプ3倍エンハンスAS×並のドレインCS)の2組。7.5と5.5で平均6.5ですね。似ているつくりでも差があるのはゲンドウが低いと言うより、リンバットは火炎放射軸の周回編成で使えるからってことかな。たぶん。


 ともあれ、最近のハズレ枠には大当たりという感じではなくとも確かに使えるキャラがラインナップされやすい傾向にありました。カナヲ以降、有用なS変換がこの枠にくることも増えていましたし。


 そこへいくと今回の両者はやはり厳しい。必中効果があるから無理そうですが、普段なら沖田あたりがこの枠に来てそうなくらいの性能なのに、それを下回る配布、ドロップ以下の仕上がりで置かれているのはシンプルにリスク。


 このせいで引き放題チケットの価値も下がってます。コラボ勢が引けてもほぼほぼハズレ枠ですが、S変換ミサトが引けるのと眼鏡が引けるのとでは天と地の差。


 コラボ確定枠の96%近くがこの二人。1~8枠目も虹率15%のうち、約半分の7.2%はこの二人です。


 確率自体はこれまでも似たようなものですが、そこで排出されるものの質を掛け合わせると、凄まじい虚無ガチャが誕生します。リスクというよりもはや喜捨。ダメでもともとの覚悟がいつも以上に必要になっているといえるでしょう。


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 では、そのリスクを犯して得られるリターンはどの程度のものがあるのでしょうか。


 当たり枠に存在しているのは銀さん(8.5)、桂(9.0)、神楽(8.5)、土方(8.0)、沖田(7.5)の5名(カッコ内は仮採点であり、多少変化の可能性アリ)


 この中で、独自性が高く“今ここで”狙う価値が高いと言えそうなのは銀さんと桂だけかな、というのが正直なところ。


 周回役としての神楽は手持ち次第で需要も高くなると思います。使えるキャラであることは確かですが、ここにしかない性能か?と言われるとそうではない。他のコラボ産で代用出来るという人も多いでしょう。


 沖田は外れ枠に片足突っ込んだけど必中効果と対象の広さで敗者復活を果たしたような水準ですし、土方は当たりの上から二人と比べると評価が一回り落ちます。


 その二人。銀さんはLSを用いたASの連続発動による強引なクリアをはじめ火力面が大きな魅力。既に実績のあるアスカASをさらに尖らせたつくりは狙うに値します。


 桂は新効果であるビット関連が強力。組み合わせて強いのはもちろんですが、単独でもASダメージ源として使えるのは優秀。今のポコダンの面白さが詰まったキャラのひとりといえるかもしれません。


 また、この手の効果は後続が出てきたとしてもビット性能が異なる可能性が高く、オンリーワンの存在となる確率も高め。狙うならここが一番だと思います。


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 以上をまとめると


・ハズレ枠のリスクがこの1~2年で一番高い

・オンリーワンとなりうる性能のキャラがいる

・“当たり”の中でも当たり外れが大きい


 の三点。


 よって『当たり外れが極端に激しいが、ここでしか得られないものもある』となり、無課金~微課金勢の方には『実質的に何も得られないに近い可能性、その高すぎるリスクから控えた方がいいだろう』という結論になります。


 なお、今回ファンの方なら、あるいは重課金の方なら、という視点を取っていません。


 重課金という自覚があるくらいなら、既に回した後だと思いますし、ファンの方なら性能に代え難い愛があることと思います。それは数値で推し量っても仕方ないのです。


 強いて言えば、次回の復刻あるいはその際の新キャラ追加を願うのであれば、コラボに実績を積ませることも必要かもしれません。要はプレイ状況と売上です。


 とはいえコンプまで回せとか無茶は言いたくないところ。今回は幸い強いキャラが配置されていますし、パックの桂エリザベスだけ手に入れておくとかは良いかもしれませんね。もちろん状況が許すならですが。


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 ということで、後半長くなりましたが『銀魂コラボは引きかどうか』。こんなかたちになりました。最終的には個人の状況に合わせた判断、自己責任で決めていくところです。引かれる方には、良い引きがありますように。


 ちなみに私はダメだろうなと知りつつ回して、やっぱりダメでしたとさ。今年に入ってから新規実装キャラを1人も引けてないんですけど…。