12本目のタワーであるタワポコアケロン編。その実装とタワーの3周目完結をフライングで祝う企画として、これまでのタワポコの歴史を振り返ってみる企画、今回はその2回目。ミズガルズ~アルフヘイムまでの第2期タワー群を見ていきましょう。
ーーーーーーーーーー
■第2期タワー
今回は5本目となるミズガルズ編からアルフヘイム編までの4本を第1期タワーとしてご紹介。
このシーズンのタワーはいずれもタワーおよびタワーボスの名を北欧神話から取っています。第1期タワーにはあまりなかった統一感が見られるシーズンと言えるでしょう。
また、このあたりから新タワー実装=新ギミック実装という流れが確定路線になります。それぞれのタワーボスが持つギミックは、後のコンテンツでも登場。『ポコダンの最難関コンテンツは最新コンテンツである』などと言われるのは、こう言うところにも原因があります。単純に後のものほど登場ギミック、状態異常が多いですからね。
さて本題に戻りましょう。これまで常設キャラが担っていた対策キャラの座は全員が属性限に格上げ。それに伴い、対策キャラの必要性であったり入手の可否による難易度の格差が徐々に目立ち始めます。
ミズガルズの頃はカタストロフィより気になるものの、まだそれほどでもありませんでした。しかしヴァナヘイムでだいぶ傾向が強まり、シーズン最後のアルフヘイム編でピークに。属性クリスタルの実装とともに、相当な不満を呼ぶものとなりました。対策キャラが名実ともに“特効キャラ”になった頃とも言えます。
なお、タワーボスには北欧神話由来の一貫性がありますが、対策キャラのモチーフにはそれらしい共通点がありません。
強いて言えばそれぞれがポコダンにおける何らかのシリーズに含まれることが多い…とかでしょうか。アネモイシリーズの一角になるボレアースとか(他はノトス、エウロス、ゼピュロス)。
ーーーーーーーーーー
ではここからは個別に見ていきましょう。
《ミズガルズ編》
5本目であり第2期のはじまり、ミズガルズ編。初登場ギミックは吹き飛びブロック。吹き飛ばし効果を持たない攻撃を阻害し、吹き飛ばしや引き寄せによりぶつかった相手に対しダメージを与えるというもの。
特効キャラはボレアース。前述のアネモイシリーズ、その最後。ボス戦開幕に先制攻撃で行われる大量ブロック生成への対抗手段など、多彩な活躍を見せます。
今でも広く使われる強力キャラなこともあり、特効だから強かったのかボレアースそのものが単に強いだけだったのか、やや分からない部分もありました。
また、ミズガルズはスキルカウンター系を持たないタワーボスとしては最後のキャラ。耐性も少なく、30階であってもボスに気絶が通用するなど完封も可能なつくりになっていました。
《ムスペルヘイム編》
6本目のタワー、ムスペルヘイム編。初登場ギミックはダメージプロテクションとなります。これまで空気だったクリティカル、それ以外のダメージを激減させる防壁系ギミックです。
また、これに伴い同じく空気だった状態異常である眠りのテコ入れも。開催と同時期の2018年4月(ver5.13.0)には『眠り中のクリティカル率アップ(+40%)』と『眠り解除タイミング変更(即時からターン終了時に)』という修正が行われました。
そしてそれを受けて登場したのが特効キャラのトライデント。クリティカル率アップLS、100%眠り付与と絵に描いたような特効ぶり。
しかしこのダメージプロテクション、ダメージこそ軽減しますが、状態異常の確率には影響しません。極端な話、敵の体力4倍、クリティカル時のダメージも4倍みたいな感じになってしまい、ただダルい長期戦になることも。
また、ムスペルヘイム本人におびえが効くこともあり、チョコラーナをエーテルなどでぶん回せば当時のキャラでも完封出来たりします。その際も延々殴り続けるだけ。
多々実装されたコラボキャラや限定キャラ、そのキャラパワーの高さに敵の性能が追いつききれず、ワンサイドな展開になりやすかったタワーはこのあたりまででしょうか。ここから先は、急にキツくなったなという印象。
《ヴァナヘイム編》
今度常設化されるのが、こちらヴァナヘイム編。2018年に追加された7本目のタワー。そう、2018年には先のムスペルヘイムとヴァナヘイム、二本が実装されていたりします。他にもアリーナ初開催や光闇実装、コラボ7種類開催など、だいぶやらかしたてんこ盛りの年でしたね。
特効キャラはマーズ。ジュピター、ヴィーナス、マーキュリーの惑星シリーズに含めて…良いものと思います。その3体はガールズガチャ生まれのトリオであり、かなり間を置いての追加になりますが。
初登場ギミックはポコロンロック。ロックされると変換不能、落ちても来ないなど露骨にチャージLSつき変換パーティへの対策を試みた内容になっています。あと、全面ロックされると処理落ちが起きたりすることもあり、そうなるとちょっとウザい。
その対策としてマーズのリフレッシュを使おう、という話だったのですがご存じの通りマーズのリフレッシュがそりゃもうやたらと強い。下手な変換入れるより強い。
その結果、スキルカウンターでロックしてこようとも、マーズさえいれば火床を確保しやすく、その後はCSによるおびえからの封殺が可能に。一方、無い場合は変換のままならぬ床に苦しめられることとなります。
マーズがいるかいないかでかなり難易度が変わることもあり、明らかに属性限を越えた強さを持つマーズについては相応の物議をかもしたものです。
これ以降の色違いマーズがラッシュ限になったり、その割に1人も拘束系CSを持てていないかったりするのも、この時の反省あってのことでしょう。
《アルフヘイム編》
つい最近復刻したので、覚えている人も多いかと思います。第2期最後のタワー。
初登場ギミックは属性クリスタル。当図鑑のアンケートでも不人気苦手ギミックの第1位。ただ、これはギミックそのものの仕様が悪いと言うよりも、その使用量、生成量とクリスタル属性の散らかり具合に厳しさの原因があったように思います。つまりギミックの仕様設計ミスではなくクエストレベルでの難易度調整ミス。
特効キャラはヒスイ。後にルリ、コハクと繋がっていく和名の鉱石シリーズ。そういや火属性のシリーズキャラ、未だにいない…?追加、待ってます。
クリスタルによりなぞれる面積が減少。それによるチャージLS等の阻害…のはずが、そのクリスタル量から根本的な身動きすらままならないケースも増加。
ヒスイASから副属性の広範囲CSを用い、各色のクリスタルを割っていくことで打開を図る…という構想は上手くいっていますが、ヒスイが無い場合がまあ大変。
もちろんクリアした人はちゃんといるので必須とまではいかないのですが、心に傷をおったプレイヤーは全タワーの中でも屈指の量であったことと思います。あれは酷かったね…。せめて気絶カウンターだけでもなければね…。
ちなみに今はポチれるとかなんとか。時代の進歩か、アルフヘイムへの憎悪のなせる業なのか。まあ2023年の森強化、半端なかったですからね…。
ーーーーーーーーーー
ということで、今回は第2期タワーの振り返り。次回は新タワー、アケロン編の予想まで含めての紹介になります。お付き合い頂ければ幸いです。では、今回はここまでに。