異端児と呼ばれはしたものの | 教師の転職相談室

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こんにちは!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」

-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴25年、教師の転職コンサルタント/教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。


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「学校の窮状を変えるにはどうすればよいのか?」

 

私は民間企業から叡智を借りてくることが解決の近道だと考えています。
 

この考えは、学校改革に取り組んでいた平成中期からまったく変わっていません。
 

それどころか実際にその方法で、私は多くの成果を手に入れてきたのです。

 

かつて私はまったく知名度のない、東京の小さな私立高校の無名教師でした。

 

時代的には人気の出にくい男子校。
 

大学付属でもなく、中高一貫でもない、本当に小さな単独設置の学校でした。
 

みるみるうちに生徒数が減っていき、他校に先駆けて存続の危機を迎えたのです。

 

都心の激戦地にありながら、競争力をほとんど持っていない弱小校でした。
 

ある年、私が担当する地区(隣県)からの入学生が前年の半分に激減。
 

驚愕した私は、父から営業を教わり、その翌日から中学校訪問を始めました。

 

多くの先生方と親交を結ぶことができ、翌年には元の入学者数に戻せました。
 

しかし他の地区を担当する同僚教員は猛烈に営業活動への反対姿勢を見せました。
 

「教師が営業なんて、みっともないマネをするな!」 というわけです。

 

理解を得て学校全体で訪問営業をシステム化するのに4年かかりました。
 

しかし各地域で成果がバラバラとなったため、マーケティングを学習。
 

2年ほどで均一な成果を見込めるように仕組みを調整しました。

 

そして、今度は教員間における営業活動のバラツキが問題となり始めます。
 

担当者によって対応に違いがあり、中学校からクレームが入り始めたのです。
 

そのためマネジメントも学習して全校統一での募集システムに仕上げていきました。



 

 

改革活動が軌道に乗るまでは、私は職員室で異端児扱いされていました。

 

「藤井は教師のくせに企業活動の勉強ばかりしている変なヤツ」
 

授業中、生徒たちに向かってそのような暴言を吐いたベテラン教師もいました。


いや、たしかに私は、教育界では変なヤツだったに違いありません。


訪問営業、マーケティング、マネジメント、危機管理、ISO9001、企業統治・・・
 

そんなものにばかり関心を向けていましたから。

 

なぜかと言えば・・・企業ではすでにたくさんの成果が見られていたからです。
 

その手法を学校に持ち込めば、経営の立て直しができると単純に考えたのです。
 

実際に自分の活動の跡を見てみれば、この考え方は正しかったと思います。

 

「職場に答えがなければ、答えを持っている組織や人を探せばいい」

 

そんなごくシンプルな発想から始めた学校改革でした。
 

参考になるノウハウやシステムは、学校の外に、すでにいくらでもあるのです。
 

視点の切り替えで大きなヒントを発見できるに違いないと思います。

 

 

私は教職歴 25 年の国家資格キャリアコンサルタント。
 

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