-「教師の仕事はもう嫌だ」と思った時に読むブログ-
こんにちは!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」
-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴25年、教師の転職コンサルタント/教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。
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久しぶりに自己紹介をお届けしています。
この記事は 3 回目(/4 回)となります。
職員室で無視されたり干されたりする毎日・・・
私は精神的にも肉体的にも疲労と限界を感じていました。
そうした中、あきらめかけた学校改革に、一筋の光明が見え始めます。
少数の若手教員が、私にこう申し出てくれたからです。
「営業活動と業務改善を教えていただけませんか」
それでも改革が軌道に乗るまでは、毎朝必ず腹痛が起き、出勤が憂鬱な毎日でした。
黒い影に追われる夢にも、まだ苦しめられていました。
今思えば、当時の私は鬱病に向かって進んでいたのだと確信できます。
子どもが幼稚園に入る年代になった頃、学校の経営が最悪の状態となりました。
家庭を放り出して学校改革の活動ばかりに集中する私・・・
そのせいで夫婦仲も極限まで悪くなった時期がありました。
そんなタイミングでの若手教員の申し出。
私を苦しみから救ってくれる光のように見えました。
しかしその矢先、突然の悲劇が私たち家族を襲うこととなったのです。
学校改革のために、私はある大学のマネジメント系の講座を自費で複数受講します。
受けた講座ではすべて優秀認定をいただくほど、ムキになって学習を続けていました。
「この人は本気で学校を改革するつもりなんだ・・・」
私の学習活動に感化された妻は、医療秘書の資格取得のために勉強を始めました。
時に妻は37歳。
ようやく子育てから手が離れ、社会貢献を考え始める年代になっていました。
その年の夏休み、妻は息子を連れて瀬戸内海の実家へ遊びに帰ります。
数日後、妻の姉から電話が入りました。
「妹が倒れました、藤井さん、急いで来てください」
東名・名神・山陽・・・
高速道路を真夜中に飛ばし続け、夜明けとともに広島県に到着。
「末期の胃ガンで余命は3か月です」
午前 7 時、医師から宣告されたのでした。
「オレのせいだ・・・」
直感的にそう思いました。
何年間も家庭を顧みなかったせいで、妻に過大なストレスを与えたのが原因だと。
医師は 「それは違います」 と言います。
でも私は、その思いを今でも払拭しきれず申し訳なく感じているのです。
看護のため、学校改革に心を残しながら 4 か月の休職をすることとなりました。
2007 年 1 月 4 日、妻は東京に一度も帰れないまま、広島・大崎上島で他界します。
当時 8 歳の息子は、火葬場で骨を拾い上げる時も、一度も泣きませんでした。
おそらく母親の死を受け入れたくなかったのでしょう。
その骨を抱きながらも気を張っていたのだと思います。
「泣いていいんだよ、供養になるからね」
私の母からそう言われ、初めて大声で泣きました。
その姿を見て以来、私は息子に対して引け目を感じてきました。
「自分のせいで母親を奪ってしまったのではないか」 と。
妻の人生は結局、自分自身のためのものではなかったように思います。
10 代は親のため、20 代は私のため、30 代は息子のために生きていました。
私は妻の死の 4 日後、さまざまな思いを振り切るようにすぐ復職しました。
東京・向島の生まれ育った実家に、子連れで戻りました。
しかし私たち親子はその後、もっと複雑な状況を体験することに・・・
久しぶりに自己紹介してきましたが、次回の記事で終わりにしたいと思います。
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