生徒との関係性における注意点 | 教師の転職相談室

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「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」

-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴25年、教師の転職コンサルタント/教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。


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新年度の開始にあたってお伝えしておきたいことがあります。

 

生徒との信頼関係を構築・維持する際に気を付けておきたいこと。
 

教師以前に 「一人の人としてのあり方」 に関わる領域ですね。

 

これは学歴や業務スキルでは評価できない要素だとも言えますよね。
 

ですから生き方そのものをどうとらえるかが肝要だと私は考えています。

 

教師の指導能力の根幹には 「共感力」 があります。
 

相手の立場に立ち、相手の気持ちで受け止め、相手の考えるように考える。

 

この力は相互理解の実現のために必須とも言えるもの。
 

家族や友人に対するのと同じような許容性を発揮できているでしょうか。
 

答えを急ぐあまり、正解の手渡しだけで終わってしまってはいないでしょうか。

 

以下2件、新学期の開始前に考察してみてくださいね。



 

 

<1.「現象」 ではなく、「因果関係」 で指導・対処>


生徒を指導する際に 「現象」 をあげつらって怒鳴り続けてしまう先生がいます。
 

何度繰り返しても、おそらく半永久的に生徒の改善は見込めないことでしょう。
 

なぜなら、「いけない」 ことはわかっても、「なぜいけないのか」 がわからないから。

 

 

なぜわからないのかって?

 

簡単なことです。

 

彼らはまだ未熟だからです。

 

理由がわからなければ、類似の失敗を繰り返すことは明白ですよね。


物事には必ず原因と結果があります。
 

成果のあるところには努力という理由があります。
 

そして、必要なプロセスを通ってその成果は実現されていきます。

 

失敗にも、判断ミスや準備不足という原因があり、その蓄積によって結果が生じます。
 

生徒の失敗やトラブルは、ほとんどの場合、無知と準備不足から発生するものです。


おおもとの原因を理解させ、その改善を生徒自身に考えさせなくてはなりません。
 

結果にフォーカスして叱っても、失敗を生じさせた原因は理解してもらえません。
 

「現象」 はすでに 「現象」 としてしかとらえようがないのです。

 

過去の事例を示すと共に、失敗の原因を考えさせることが大切です。
 

いったん時間を与え、改善策を自発的に考察させる必要があるのです。
 

自ら導き出した答えでなければ、納得感を持って改善に向かうことはできないからです。

 

その思考と判断を辛抱強く待つ姿勢に、生徒たちは安心感と信頼感を持つことでしょう。



 

 

<2.生徒の立場や感情にも配慮し、校務の改善提案を考える>


教師として理解しておきたいのは、生徒は未熟なために教師の指示・信頼を裏切ること。
 

ただしこれは悪意ではなく、無知による結果的な裏切りです (一部、例外はあります)。
 

生徒から信頼を得られない先生の口癖として代表的なものに、次の一言があります。

 

「先生の言うことが聞けないのか!」

 

・・・ 聞けません。


残念ですが、指示の理由と発言の意図を理解できない限り、実践はできないのです。
 

意図的に反発しているのではなく、文字通り 「理解できない」 ケースが多いのです。
 

人は理由のわからない行動に集中を持続できることはありません。

 

どうすれば生徒たちが先生の真意を理解しやすくなるのか?
 

その理解を促進できる手順や仕組みを作り出すことはできないか?
 

教員同士でそうした取り組みのプロセスや成果を共有できないか?

 

こうした校務の改善提案を出せるようになりたいものです。
 

結果として自分自身の仕事にも厚みと深みが増していきますので。
 

生徒の視点になりきって、いったん物事をとらえ直してみるようにしてみましょう。



 

 

<まとめ>


生徒たちの本当の不安は何か?

「本当の不安」 とは、生徒本人でさえまだ気付いていない、隠れた不安を指します。
 

多くは現在よりも未来に関するもので、将来的に大きな後悔や失敗につながる要素。

 

先読みをして対応策を考え、このように示唆してやるべきです。
 

「〇〇について後悔する危険性があるよ」

 

ただし、答え(将来の危機を招く原因)を教えてはいけません。
 

因果関係を考えさせ、自分なりの予防策を生徒本人から引き出す必要があるためです。
 

そうしなければ、再発を防ぐことができなくなるのです。

 

想定される結果の先読みと、その考え方の根拠をわかりやすく示しましょう。
 

多くの生徒は自分の弱点を知っていますが、その理由までは整理できていません。
 

また失敗した事実は理解できても、その真の原因までは理解できていないものです。

 

ためしに失敗した生徒にその原因を尋ねてみてください。
 

正しく回答できるケースは、意外なほど少ないものです。

 

我々が引き出すべきは謝罪でも反省しているような態度でもありません。
 

失敗を招いてしまった 「原因」 への、本人ならではの気付きです。
 

それがあって初めて真の反省が可能となり、自発的な改善の行動へとつながります。

 

指導の順序を考え、「気付かせてもらえた」 事実を積み上げていくことが大切ですね。
 

その蓄積は、生徒たちからあなたへの信頼を築き上げていくことになるでしょう。

 

そのために最も有効なのは、あらかじめ日常的な生徒との会話を増やしておくこと。
 

日常的な対話の中でこそ、彼らは生き方の多くを先生方から学び取ることができます。
 

どうすれば対話を増やせるか、職員室の皆さんで話し合っていただきたいと思います。
 

 

 

 

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