こんにちは!
日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくしたい!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」
四半世紀の教職歴、教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。
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前回の記事では退職教員の実情についてお話ししました。
本日は休職教員の状況について整理したいと思います。
長く勤めていると何らかの事由で休職せざるを得ない場面も想定できます。
筆者自身もかつて、死病の妻の看護介護による休職を体験しました。
そもそも病気やケガなどによる休職ならば、多分に想定可能ではないでしょうか。
「自分には関係ない」とは言い切れないものなのです。
2013(平成25)発表の資料によると、病気休職する教職員の意外な事実が見えてきます。
それは精神疾患を理由とする人数の比率の多さです。
特に平成20年代(2008年以降)ではその傾向が顕著に。
もしあなたが該当するならば、やはり決して『少数派』ではありません。
精神疾患による教職員の病気休職者数は毎年5,000人を超え続けたからです。
(※平成24年度を除く)
その比率は在職者の約0.6%であり、病気休職者中に占める比率は毎年60%。
きわめて深刻な状況と言えます。
年齢的には40歳代が多く、学校種別では中学校と特別支援学校で比率が高くなります。
また、精神疾患による休職教員の約半数は、所属校配置後2年以内に休職しています。
(以上、文部科学省 『教職員のメンタルヘルス対策について(最終まとめ)』 )
かつては俗に言うモンスターペアレント問題がよく話題にされました。
昨今では時間外労働・休日出勤の多さや業務の量の増加が問題視されています。
また、業務の質の複雑化・困難化も要因とされているようです。
強い使命感と目的意識があったとしても、精神的な悪影響を受けやすい仕事の一つ。
物事には「ほどほど」と呼ばれる一定の限度・限界があるものですよね。
政府もこの実情を放置しているわけではなく、さまざまな対策に取り組み始めています。
問題は公的な資料において最も重要な真実がほとんど語られていないことです。
精神疾患による休職は、復職してもまた勤務できなくなってしまうケースが多いのです。
そもそも原因を取り除くわけではないのですから、当然と言えば当然でしょう。
また、ピント外れな復職プログラムの弊害もその大きな要因だと私は考えます。
前回の記事でもお伝えしましたが・・・
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