家路へと急ぐ帰り道
目的のため、ひたすらに先を急ぐ鉄の塊
幼い彼はスマホを片手に話しかる
無邪気なその顔
ハーフ?
その顔は愉しげで誇らしげだった
小さな巨人
大人への発展途上
思わずママを二度見したが
ママ、純粋なネイティブ
ママはスマホを取り上げた
大人の事情
幼い彼は悪びれる素振りも見せず、その小さな身体をクルリと反転させた
外に写る車窓を眺めだす
再び一人の世界に入り込む
外に写るもの、
幼い彼にどう写る?
無機質な塊が続けざまに通り過ぎる
所々、木々がそれを遮るように立ち並ぶ
幼い記憶を重ね合わせ
隣の線路を追い続けた記憶が甦る
いくら走っても
それは何処までも追いかけてくる
逃げ続ける
それが現実
固執し、ただひたすら目で追い続ける
ストーカー
煤けた工場が建ち並ぶ古の記憶
女が言い放った
「私は酒呑めないし、無理に呑まない」
「だから、言った言葉には責任もつから!」
自己責任
たまには自分に甘えなさい
ダイエットコーラ呑んで



