2025.07.24 鳥清本店
焼き鳥激戦区である大和駅周辺では、駅北側すずらん通り 通称親不孝通り と呼ばれる一画に店舗を構える、老舗焼き鳥店“鳥福”さんを訪問しましたが、本日は満を持して駅南側みずき通り、大和ミュージック劇場の1階に位置する1952年(昭和27年)創業の此れ又、老舗焼き鳥店“鳥清本店”さんを初訪しましょう。
18:00頃に赤提灯と、店名が白抜きで染め抜かれた藍色の暖簾、格子戸の入口が揃い踏みな店舗前に到着すると、其のザッツな外観からは只者では無いオーラがダダ漏れですわ。
暖簾を潜り格子戸より入店すると、メートルが上がった先客が発する地響きのような喧騒が充満する店内で、男性店員さんにカウンター席を案内されて、焼き台前の特等席を選択して腰掛けましょう。
リアル昭和感炸裂の内外観とは裏腹に、店員さんはスマホを使用して注文を通してますね。
瓶ビール大瓶(アサヒスーパードライ) ¥ 650
もつ煮込み ¥ 500
鳥もも(骨付き)タレ ¥ 550
初訪故に、先ずは此方の名物と謳われるものをコールして、瓶ビールで洗浄と水分補給を済ませます。
骨付きで饗される“鳥もも”は、恐らく事前に蒸焼きにされ、焼き台の後方に準備されており、注文を受ける度に再び炭火で焼かれて完成させると思われ、なるほど調理時間を短縮しており感心しますよ。
其の工夫お陰で“もつ煮”と“鳥もも”が、ほぼ同時に配膳されます。
“もつ煮”はオールドスタイルの味付けで、安心する美味しさです。
続け様に骨付き“鳥もも”に齧り付くと、皮目はパリッとしてタレが香ばしく、噛み切る一枚物のもも肉は、柔らかく食べ応え満点ですわ。
此方は人気店故に既に外待ち客発生しており、眼前の長い焼き台で炭火を操る店員さんは、久方振りに出会えた凄腕で、15本以上の串を捌き乍ら、隣りの小型な焼き台の補助、そして電話対応もなさってますよ!
そして他の店員さんも機敏なオペで、繁盛店の全体を俯瞰する女性店員さんの差配により、全体的に引き締まった良いお店ですね。
れば(豚の肝臓) タレ ¥ 130
日本酒(常温2合) ¥ 640
アルミ製の“ちろり”で饗される日本酒と、“レバ”を合わせると、醤油のキレと甘味が効いたタレが相性ぴったりで美味しいですね。
かしら(豚の頬肉)塩 ¥ 170
ねぎ肉(胸肉)塩 ¥ ¥ 160
もつ焼き(豚の小腸)タレ ¥ 130
眼前の焼き台に立つ店員さんが、皿に直接串を置いてくれることにより、ライブ感も高まり嬉しくなりますよ。
塩は纏った炭の香りを感じられますが、タレの旨さが此方の白眉であろうと感じられ、怒涛のタレ追加注文ですわ。
ひも(豚のホルモン)タレ ¥ 190
豚ばら(豚の腹部)タレ ¥ 190
かわ(鳥の皮) タレ ¥ 170 × 2
本日のお会計: ¥ 3,650
脂が多く焼き加減が難しい、と云われる鳥皮のタレも、良い塩梅で仕上げられており、凄腕店員さんの実力を思い知らされました。
良い “酒場” に巡り会え感謝します。
御馳走様でした。
市民酒場 其の四〇