2024.05.26 かしわや 新城店
本日の“駅そば”巡礼は、JR南武線 武蔵新城駅北口を出て左脇に位置する、初見なチェーン店の“かしわや 新城店”さんを初訪します。
店舗に到着して入口より入店、ボタン式券売機を対峙して、初訪故に此方の指向を確認するべく“駅そば”王道メニューを選択し、提供カウンターの女性店員さんへ“蕎麦”をコールして食券を渡します。
天ぷらそば ¥ 470
待ち時間に厨房のオペを拝見すると、冷凍麺をテボを使用して解凍しており、天麩羅類は店内調理で、客席は壁面に沿った着席のカウンターと立ち食い席が混合するスタイルですね。
冷凍麺を提供する店舗として、適切な待ち時間で女性店員さんより商品名でコールされ、セルフで自席へ引き取り着丼、初対麺と相成ります。
若干濃いめな醤油色の蕎麦汁が張られ、三番粉を使用したと思しき色黒な蕎麦が、其の麺線を妖しくくねらせ平臥し、外観からもさっくり感が残り干し海老の紅色も愛らしい“かき揚げ”が鎮座して、白と青が鮮やかな薬味長葱が添えられた丼顔ですね。
先ずは愛らしい“かき揚げ”をどっぷりと蕎麦汁へ沈め込め、揚げ油が溶け出した蕎麦汁を啜ると、優しい味付けにコクが加味されて美味しいですよ。
お次に色黒な蕎麦を手繰ると、モチモチした食感は正に冷凍麺ですが、何処で食べても同じような出来栄えなので普通に美味しいだけですわ。
又、蕎麦汁が“かき揚げ”に染み込み少なくなってしまい、蕎麦を手繰る際に量のバランスが崩れてしまってますね。
蕎麦汁が染みた“かき揚げ”は、香ばしさ、野菜の甘味、干し海老の風味と、蕎麦汁の塩味と甘味が混じり合い嬉しい美味しさです。
本日も “駅そば” を頂ける幸せに感謝します。
御馳走様でした。
六六-弐〇弐四
”駅そば” 備忘録
天ぷら・かき揚げと、名称は様々ですが、王道メニューな “かき揚げそば” 温製における各店の単価設定と、麺の種類を記載しました。
電鉄系、大手資本系、独立系の “駅そば” が、群雄割拠し熾烈な攻防を繰り広げており、目が離せません。笑々 (厳密には ”駅そば“ とは言えないものや、現在の単価設定と異なっておりましても御容赦下さい。)
原油や食材の価格高騰の影響により2021年から2022年にかけて、“駅そば” 界へも価格改定の嵐が激しく吹き荒れました。
更に継続的な価格高騰を理由として、2022年には年間2度の価格改定を行う店舗も現れ、悲しき哉急激にCPが悪化しています。
そして2023年も年初から価格改定が継続されています。
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茹で置き蕎麦提供店
日栄軒 ¥420 ⇒ ¥ 470(2022.10)
¥470 ⇒ ¥ 500(2023.10)
¥500 ⇒ ¥ 520(2024.03)
心 ¥500(冷凍麺2024.04)
どん八 生麦店 ¥500(冷凍麺2024.05)
田上(座間市) ¥500(2024.05)
松の屋 ¥500(2024.05)
雷神 ¥480(冷凍麺 2023.10)
丸川食堂 ¥470(2024.03閉店)
濱そば ¥410 ⇒ ¥420(2022.03)
¥420 ⇒ ¥440(2022.09)
¥440 ⇒ ¥470(2023.06)
大船軒 ¥390 ⇒ ¥400(2022.03)
¥400 ⇒ ¥420(2022.09)
¥420 ⇒ ¥470(2023.06)
(2024.03 大船軒最後の本郷台店閉店)そば八(厚木市) ¥470(2024.05)
かしわや 新城店 ¥470(冷凍麺 2024.05)
川村屋 ¥390 ⇒ ¥410(2022.04)
¥410 ⇒ ¥420(2022.08)
(2023.03 閉店)
(2023.09 再開店)
¥420 ⇒ ¥460
(2024年価格据置確認)
鈴一 ¥380 ⇒ ¥400(2022.02)
¥400 ⇒ ¥430(2022.07)
¥430 ⇒ ¥450(2023.07)
¥450 ⇒ ¥460(2024.01)
なか卯 ¥450(冷凍饂飩)
(2022.07メニュー落ち)
五味酉 ¥400 ⇒ ¥450(2022.10)
(2023.01 閉店)
相州そば ¥390 ⇒ ¥420(2022.05)
¥420 ⇒ ¥450
(2023.09確認)
新八(川崎市) ¥450(冷凍麺2024.05)
新月 ¥390 ⇒ ¥420(2021.12)
(2024.05価格据置確認)
ういーん ¥350 ⇒ ¥380(2022.11)
(2023.05末より休業)
ごん兵衛 ¥280 ⇒ ¥300(2023.07)