2024.05.19 新八
本日の“駅そば”は、京急川崎駅より徒歩約6分の川崎市役所向かいに位置する、“立喰そば・うどん 新八”さんを初巡礼します。
店舗へ到着して入口より入店すると、其れ程広くは無い客席は先客6名後客1名の客入りで、ワンオペの女性店員さんへ口頭注文と会計を済ませます。
かつ丼セット ¥ 600
待ち時間に店内を拝見すると、繁盛店らしく先客が立て込んでおり、先客への配膳後に調理に取り掛かかるので、“かつ丼”を調理する時間も含めて、比較的長い待ち時間が経過した頃に商品名でコールされ、セルフで立喰スペースの自席へ引き取り着丼、初対麺と相成ります。
厚手な陶器製の反丼に張られた若干濃い目な醤油色の蕎麦汁には、冷凍麺と思しき平打ち の蕎麦が其の麺線を妖しくくねらせ平臥して、若布と薬味長葱が添えられた“かけそば”ですね。
そして若干小振りな丼に盛られた“ミニかつ丼” は、豚かつ3切れをオールドスタイルな固めに綴じた王道を征く丼顔ですよ。
先ずは適度な醤油色の蕎麦汁を啜ると、出汁の旨味が優しく拡がり、カエシの塩味も主張する出来栄えですよ。
お次に蕎麦を手繰ると冷凍麺固有のもっちりとした食感で、冷凍だけに安定した美味しさです。
更に豚かつ全面が固めに綴じられた、オールドスタイルな“かつ丼”の頭と対峙して、作法に従い右から二番目のかつを摘むと、“蕎麦屋のかつ丼”の旨さを具現化しており、カエシの塩味が効いた丼タレが玉子とフライの衣、白飯に染みて旨さ炸裂ですよ。
井之頭五郎氏の言葉を引用。
“ロースが纏う 金色のキミ その旨さに全員ヒレ伏せ!”
“汁染み御飯最高”
“カツ丼ってやっぱり 丼の王者だ”
”男の中の男飯“
”いやぁー旨かった、それだけだ“
立喰そば屋さんのセットの“かつ丼”ですが、店員さんが丁寧に調理してくれて、侮れない美味しさですわ。
本日も “駅そば” を頂ける幸せに感謝します。
御馳走様でした。
六四-弐〇弐四
”駅そば” 備忘録
天ぷら・かき揚げと、名称は様々ですが、王道メニューな “かき揚げそば” 温製における各店の単価設定と、麺の種類を記載しました。
電鉄系、大手資本系、独立系の “駅そば” が、群雄割拠し熾烈な攻防を繰り広げており、目が離せません。笑々 (厳密には ”駅そば“ とは言えないものや、現在の単価設定と異なっておりましても御容赦下さい。)
原油や食材の価格高騰の影響により2021年から2022年にかけて、“駅そば” 界へも価格改定の嵐が激しく吹き荒れました。
更に継続的な価格高騰を理由として、2022年には年間2度の価格改定を行う店舗も現れ、悲しき哉急激にCPが悪化しています。
そして2023年も年初から価格改定が継続されています。
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茹で置き蕎麦提供店
日栄軒 ¥420 ⇒ ¥ 470(2022.10)
¥470 ⇒ ¥ 500(2023.10)
¥500 ⇒ ¥ 520(2024.03)
心 ¥500(冷凍麺2024.04)
どん八 生麦店 ¥500(冷凍麺2024.05)
田上(座間市) ¥500(2024.05)
松の屋 ¥500(2024.05)
雷神 ¥480(冷凍麺 2023.10)
丸川食堂 ¥470 (2024.03閉店)
濱そば ¥410 ⇒ ¥420(2022.03)
¥420 ⇒ ¥440(2022.09)
¥440 ⇒ ¥470(2023.06)
大船軒 ¥390 ⇒ ¥400(2022.03)
¥400 ⇒ ¥420(2022.09)
¥420 ⇒ ¥470(2023.06)
(2024.03 大船軒最後の本郷台店閉店)そば八(厚木市) ¥ 470(2024.05)
川村屋 ¥390 ⇒ ¥410(2022.04)
¥410 ⇒ ¥420(2022.08)
(2023.03 閉店)
(2023.09 再開店)
¥420 ⇒ ¥460
(2024年価格据置確認)
鈴一 ¥380 ⇒ ¥400(2022.02)
¥400 ⇒ ¥430(2022.07)
¥430 ⇒ ¥450(2023.07)
¥450 ⇒ ¥460(2024.01)
なか卯 ¥450(冷凍饂飩)
(2022.07メニュー落ち)
五味酉 ¥400 ⇒ ¥450(2022.10)
(2023.01 閉店)
相州そば ¥390 ⇒ ¥420(2022.05)
¥420 ⇒ ¥450
(2023.09確認)
新八(川崎市) ¥450(冷凍麺2024.05)
新月 ¥390 ⇒ ¥420(2021.12)
(2024.05価格据置確認)
ういーん ¥350 ⇒ ¥380(2022.11)
(2023.05末より休業)
ごん兵衛 ¥280 ⇒ ¥300(2023.07)