2024.04.25 濱そば 横浜店
4月末までの有効期間が刻一刻と迫る本日、今は無き“大船軒”さんを偲ぶよすがである、“大船軒 本郷台店 飲食証明“の裏面に記載された、”濱そば 店舗限定 トッピング1品 期間中なんどでも!無料券“を使用するべく、“濱そば 横浜店”さんを巡礼します。
夕方のラッシュアワー前ですが、多数の乗降客が行き交う神奈川の巨大ターミナル駅、JR横浜駅南改札内のコンコースに位置する店舗へ到着し、店外に設置された株式会社JR東日本クロスステーション標準仕様のタッチパネル式券売機にて食券を購入して、入口の扉より入店します。
豚肉そば温 ¥ 560
無料トッピング : たまご
提供カウンターの女性店員さんへ食券を渡すと同時に、無料券を提示して、“たまご”をお願いする旨を伝えます。
待ち時間に店内を拝見すると、先客2名後客2名の落ち着いた雰囲気で、狭小な厨房には繁忙時に備えた男女各1名の店員さんが、緩やかな空気感の中オペを遂行しています。
茹で置き蕎麦を提供する店舗として適切な待ち時間で、提供カウンターへ男性店員さんにより商品名と共に配膳され、セルフでパーティションが設置された、立ち食いカウンターの自席へ引き取り着丼、御対麺と相成ります。
樹脂製の漆黒な器には、“大船軒”さんで使用していた暗黒醤油蕎麦汁が張られ、其の下に麺線を妖しくくねらせ平臥する茹で置き蕎麦、煮付けた豚肉のスライス、薬味長葱、そして一点の曇りなく暗黒醤油蕎麦汁の海原を照らす明月、賑々しい面子が集結する丼顔ですよ。
先ずは暗黒醤油蕎麦汁を啜ると、”大船軒”さんを偲ぶ甘辛さに、豚肉の煮汁に含まれる生姜の風味が加味されて、”駅そば“として高品質な出来栄えに満足しきりですよ。
煮付けた豚肉のスライス、茹で置き蕎麦、個々に其の味を楽しみ、いよいよ明月へ箸を突き立てグチャグチャに崩して掻き混ぜて、暗黒醤油蕎麦汁と渾然一体となった旨さを茹で置き蕎麦へ纏わせて手繰りましょう。
玉子のコクに蕎麦汁の塩味と甘味、煮汁の風味が、蕎麦と共に旨さとなって口中に拡がり、駅そばを満喫することが出来ます。
本日も “駅そば” を頂ける幸せに感謝します。
御馳走様でした。
四九-弐〇弐四
”駅そば” 備忘録
天ぷら・かき揚げと、名称は様々ですが、王道メニューな “かき揚げそば” 温製における各店の単価設定と、麺の種類を記載しました。
電鉄系、大手資本系、独立系の “駅そば” が、群雄割拠し熾烈な攻防を繰り広げており、目が離せません。笑々 (厳密には ”駅そば“ とは言えないものや、現在の単価設定と異なっておりましても御容赦下さい。)
原油や食材の価格高騰の影響により2021年から2022年にかけて、“駅そば” 界へも価格改定の嵐が激しく吹き荒れました。
更に継続的な価格高騰を理由として、2022年には年間2度の価格改定を行う店舗も現れ、悲しき哉急激にCPが悪化しています。
そして2023年も年初から価格改定が継続されています。
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茹で置き蕎麦提供店
日栄軒 ¥420 ⇒ ¥ 470(2022.10)
¥470 ⇒ ¥ 500(2023.10)
(2024.02価格据置確認)
心 ¥500(冷凍麺2024.04)
雷神 ¥480(冷凍麺 2023.10)
丸川食堂 ¥470 (2024.03閉店)
濱そば ¥410 ⇒ ¥420(2022.03)
¥420 ⇒ ¥440(2022.09)
¥440 ⇒ ¥470(2023.06)
大船軒 ¥390 ⇒ ¥400(2022.03)
¥400 ⇒ ¥420(2022.09)
¥420 ⇒ ¥470(2023.06)
(2024.03 大船軒最後の本郷台店閉店)
川村屋 ¥390 ⇒ ¥410(2022.04)
¥410 ⇒ ¥420(2022.08)
(2023.03 閉店)
(2023.09 再開店)
¥420 ⇒ ¥460
(2024年価格据置確認)
鈴一 ¥380 ⇒ ¥400(2022.02)
¥400 ⇒ ¥430(2022.07)
¥430 ⇒ ¥450(2023.07)
¥450 ⇒ ¥460(2024.01)
なか卯 ¥450(冷凍饂飩)
(2022.07メニュー落ち)
五味酉 ¥400 ⇒ ¥450(2022.10)
(2023.01 閉店)
相州そば ¥390 ⇒ ¥420(2022.05)
¥420 ⇒ ¥450
(2023.09確認)
新月 ¥390 ⇒ ¥420(2021.12)
(2023.09価格据置確認)
ういーん ¥350 ⇒ ¥380(2022.11)
(2023.05休業後に閉店)
ごん兵衛 ¥280 ⇒ ¥300(2023.07)