2023.11.25 もみじや

 本日 “市場メシ” の巡礼は、3月中旬以来となる無沙汰を経て、横浜中央市場 水産物部の “もみじや” さんを再訪します。


常と変わらず水産物部の買出人駐車場入口で、守衛さんへ関連棟へ行く旨を伝え、守衛室で入場証を取得します。


本日は開場日のため、駐車場は適度に混雑して、市場らしい走行中のターレーも見受けられます。

外壁塗装中の関連棟 飲食街に到着して、東側入口の “カネセイ” さんより順次パトロールしましょう。


準備中の “川島屋” さん以外の各店舗の客入りに異常は無く、繁盛店である “もみじや” さんへ藍色の暖簾を潜り入口扉より入店します。


奥様らしき方の声掛けに迎え入れ、8割方の先客で埋められた客席の空席へ滑り込みます。

店内の壁に掲示されたメニューと対峙して、直様商品を決定しますが、お忙しそうな奥様には一向に口頭注文を出来ませんね。


此の時点で店内を拝見すると、先客10名で内未食客が6名の状態で、長い待ち時間を覚悟しましょう。



まぐろ丼 ¥ 1,150 ⇒ ¥ 1,200


適度な価格改定幅に安堵し乍らも、未食の先客へ順次料理が配膳されるのを横目に、20分強が過ぎた頃に配膳され着丼、御対面と相成ります。


黒内朱の器に赤いダイヤが敷き詰められ、玉子焼きと刻み海苔、そして山葵が添えられ、脇を固める面子は熱々の味噌汁とキャベツとコーンのサラダに沢庵、更に謎が深まる刻み青葱です。


先ずは味噌汁を啜り鮪を迎え入れる準備を整えて、醤油に山葵を溶かして丼汁の如く鮪に廻し掛けます。


お次に切り身を摘むと、久方振りに出会えたねっとりとして肌理細かい食感は、思わず旨いと唸ります。

山葵醤油を纏った鮪と温かい白飯は、言わずもがなの組み合わせで、箸を手繰る手が止まりません。


此の単価設定では恐らく鮪の種類は目鉢鮪でしょうが、肌理細かい脂が入った上質な赤身は、本当に美味しいですわ。


本日も “市場メシ” を頂ける幸せに感謝しますわ。

御馳走様でした。

45-2023