2023.01.27 カネセイ

 寒さ厳しい本日、横浜市中央卸売市場本場 水産物部 関連棟 飲食街の “カネセイ” さんを、昨年11月下旬以来の無沙汰を経て再訪し “市場メシ” を食します。


常と変わらず水産物部の買出人駐車場入口で守衛さんへ飲食街へ行く旨を伝え、守衛室で入場証を取得します。


ランチタイム突入前の人影疎な飲食街は落ち着いた雰囲気で、入口の手動扉から入店すると御主人の声掛けを受け、同時に席を指定され素直に従い着席します。


メニューと対峙し、本日私が食すべき一品を熟考して御主人へ口頭注文を済ませます。

ユッケ風ネギトロ鉄火丼

と豚汁セット ¥ 1,100 + 大盛り¥ 50



先客4名後客1名の店内は、御主人と奥様が奏でる未食の先客向けの調理音と、虎落笛が木霊する静寂に包まれています。


待ち時間は10分程で御主人より配膳され着丼、御対面と相成ります。

黒内朱の反丼には大盛りの酢飯(シャリ)が盛られ、其の上に鮮やかなピンク色と若干薄色の鮪の漬け鮪の切身が盛られ、更にネギトロと卵黄、板海苔、大葉、白胡麻と分葱が揃い美しい丼顔ですよ。

先ずは赤いダイヤの漬け鮪を一切れ摘むと、漬けタレに使用する醤油の塩分により鮪のタンパク質分子が結合して発生した粘りと、細胞から水分が外側へ移動して身が締まって、肌理細かい食感で鮪の風味は感じられますが旨味が少ないようですわ。

お次に本日は見紛うことなき酢飯(シャリ)ですが、残念乍ら柔らかい炊き上がりで酢の塩梅も弱いですが、漬け鮪と共に頬張ると甘口のタレと相まって美味しいです。

更に商品名の “ユッケ風” の名の如く、崩した卵黄とシャリキンのネギトロを混ぜ合わせ、韓国海苔に包んで酢飯(シャリ)と合わせれば、間違えのない旨さ炸裂ですわ。

本日も鮪を頂ける幸せに感謝します。

 “市場メシ” を堪能しつつも、新形態の日常生活を模索しましょう。

本日も御馳走様でした。

07-2023