2023.01.14 季節料理 なか一

 寒九の雨が続く中、横浜駅に到着し横浜 “駅そば” 界の三代巨頭の一翼を担う “鈴一” さんから程近い、創業1960(昭和35)の老舗居酒屋 “なか一” さんへランチタイムに初訪します。


横浜駅みなみ西口から徒歩1分の地に位置する此方は、ランチタイムには外待ち客も発生する程の人気店です。

店名が書かれた細長いビルに入居する店舗は1F/3F合せて総席数200席の大箱で、充実した海鮮料理と居酒屋メニューが揃っており、長年に渡り横浜を行き交う人々の空腹を満たして来たのでしょう。


店舗に到着して “なか一 季節料理” と染め抜かれた藍色の暖簾を潜り入口より入店すると、女性店員さんに客席中程のテーブル席へ案内されて腰を下ろします。


お昼の定食” と記されたメニューと対峙しますが、此方の看板メニューである “鮪なかおち定食” は月〜金曜までの限定メニューのため本日お目に掛かれません。次善の策を選択して店員さんへ口頭注文を済ませます。

刺身定食 ¥ 850


待ち時間に店内を拝見すると7割方の客席が埋まる繁盛振りで、既に “お昼の定食” 以外の酒の肴で昼呑みされている方が多数いますよ。

繁忙時故に長い待ち時間を予想していましたが、存外早く件の店員さんにより配膳され着丼、初対面と相成ります。


美しく盛り付けられた刺身は、目鉢鮪、鰹、真鯛の炙り、サーモン、平目の5点盛りで、小鉢が冬瓜の煮付け、シジミの味噌汁、沢庵、白飯が脇を固める布陣ですよ。

先ずは赤だしを啜り刺身を迎え入れる準備を整え、鮪を一切れ摘みます。


僅かに脂が乗った鮪に山葵と共に醤油をつけて、白飯にワンバウンドさせ口に含み鮪の旨味を堪能して、すかさず白飯を頬張り追いかけると王道な定食の実力に平伏す以外に対応出来ませんわ。

鮪以外の鮮魚も其々充実した出来栄えで、サービスの生卵でTKGも楽しみ、あっと云う間に完食です。


生卵の他にも白飯と味噌汁もおかわり可能とは、かなりの高CPで繁盛振りに合点が行ききますよ。

定食” を堪能しつつも、新形態の日常生活を模索しましょう。

本日も御馳走様でした。

04-2023