2022.09.12 竹家食堂

 本日の “市場メシ” は、横浜市中央卸売市場本場 青果部 北ランプウェイ下に位置する “竹家食堂 “ さんを再訪して、8月に2度の売り切れに遭遇した “本マグロ丼” のリベンジを果たすべく満を持して再訪します。


過去の経験から “本マグロ丼” は、早々に売り切れると思われるので、ランチタイム前の早い時間帯に、水産物部の買出人駐車場を利用せず、幸橋を渡り工事中の積込場の脇より直接青果部へ突撃します。

当然乍ら本日も、トラックは無論、フォークリフトやターレが行き交う場内を慎重に進み、北ランプウェイ下の駐車スペースへ到着します。


店舗へ到着し入口の自動扉より入店すると、先客1名後客3名の適度な客波で、カウンター席に座ろうとしますが、奥様らしき方にテール席を勧められ、素直に従い4名掛けテーブルを使用します。

麦茶を運んで来てくれた奥様へ堂々と “本マグロ丼” をコールします。

実は再び売り切れとの遭遇を避けるため、事前に “本マグロ丼” の有無を確認しており、普通にオーダーは通ります。


本マグロ丼 ¥ 1,500



先客1名への商品の提供は既に終了しており、5分弱の待ち時間で奥様より配膳され着丼、初対面と相成ります。

3度目の訪問で漸く出会えた “本マグロ丼” は、白磁の器に盛られた酢飯に、本鮪大トロ、玉子焼き、刻み海苔が盛付けられ山葵が添えられた丼顔に、小鉢の金平牛蒡、ミニレタスサラダ、豆腐と若布の味噌汁、沢庵が脇を固める布陣ですよ。


常と変わらず醤油に山葵を溶かして、丼汁の如く鮪に掛け廻し食すと、本鮪大トロの脂の香りと甘味が口中に広がり、更に固有の酸味と旨味を感じ、筋に対して垂直な順目に切り出され多少の筋は感じますが、本鮪らしく肌理細かく脂がとろける美味しさです。


お次に酢飯と本鮪大トロを頬張ると、違和感を覚える程の熱い酢飯で、酢飯ならば水分を飛ばすために粗熱を取るべきで、若しくは熱々の酢飯を提供するならば、いっそ水分をたっぷりと含みもっちりした白飯にして貰いたいですよ。


竹家食堂“ さんの “二色丼” ” おまかせ丼” は、普通の白飯で提供され問題ありませんが、本マグロ丼” は白飯ではなく酢飯で提供される模様です。

本来 “マグロ丼” は白飯に任意な部位のマグロの切身を乗せた丼で、酢飯を使用するならば鮪の部位は赤身か漬けを載せた “鉄火丼” となると理解しますが、白飯と酢飯、何れにせよ刺身定食ではないので、粗熱は取るべきでしょう。


そうは言っても此の単価設定での本鮪の品質には申し分無く、高CPな一品と言えるでしょう。

漸く “竹家食堂” さんに於けるリベンジを果たし、次の “市場メシ” へ進むとします。

 “市場メシ” を堪能しつつも、新形態の日常生活を模索しましょう。

本日も御馳走様でした。