山岳遭難の代償は大きい！
私が何回かブログに取り上げていますが、山岳遭難に合う人の殆どが連絡手段が無い！です。山間部は携帯電話の基地局が少ない、または無い場合が多く、無線機が重要な通信手段になります。先日7名が山に登り行方不明になったのは皆さんご存知でしょう。幸いこのグループは翌日自力で下山して来た所を救助（保護）されました。
山岳遭難の捜索は実費！
何故だか知らないのですが、山岳救助は掛かった費用全額請求されます。１人当たりの日当？1万と見て（多分もっと高いと思います。）50人で2日捜索をすると１００万の費用が掛かる事になります。捜索でヘリコプターなど出動すると一体幾らになるのでしょう？登山での無線機携行は必須、けど免許無しではダメ！
無銭機は何を持って行けばよいのでしょうか？アマチュア無線機？業務用無線機？学研トランシーバー？アマチュア無線機は免許が必要です。その場で送信していなくても、スイッチが入りPTTを押せば電波が出る状態の物は不法無線局を開設した事になります。総合通信局が警察に告発してひどい目に合います！じゃあどうすればいいんだよ！よく登山をする人はアマチュア無線の免許を取って、合法的に持ち歩けば良いのです。電波法違反の代償は大きい！
そうか！アマチュア無線機を持ち歩けばいいんだな。免許なくてもいいよね。なーんて考える人も多いでしょう。無免許で無線局を開設(購入して送信出来る状態の事を無線局を開局と言います。この場合の罰則は1年以下の懲役または100万円以下の罰金刑に処されます。
無防備・無知・体力の限界を知らない人が良く遭難に合いますね。山登りをする方でこの記事を見ている方は、良く注意してください。ふん！知るか?なんて言って無視するのは結構ですが、代償はとても大きな物になりますよ！生きて帰れたら奇跡でしょうね。
無線機を手にするには、当店の様なアマチュア無線機、その他デジタル無線機等を扱っているお店に相談されると良いです。国家試験もあるのですが、とても簡単に取れる「講習会」と言う方法もあります。
何度も言いますが、山岳地帯には携帯・スマホの基地局は殆どないです。基地局がなければ、目の前にいる人の電話にさえ電話出来ないのです。これをしっかり覚えていて下さい。今回の７名の方は幸いでした。この様な事故は心が痛みます。ご家族の心配、山を愛する救助隊の皆さんのご苦労、事後のお金の心配等々。
今日は山岳遭難の話を書いてみました。充分な装備をして登山を楽しみましょう！
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