姪っ子への誕生日プレゼントは「SSD」 | 凄腕ITエージェントの実践型IT活用法

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初めてのコンピューターは1983年に買ってもらったSHARP X1D(CZ-802C)。
ITエンジニアとして会社に勤めながらSE経験で培った問題分析力を生かして仲間の抱える悩み解決。
ITと統計学による人間分析が好きな50代。 おもしろ、おかしく、真剣に。がモットー。

◯姪っ子への誕生日プレゼントは「SSD」

姪っ子への誕生日プレゼントは
「SSD」にしました。
 
女性へのプレゼントですが
「SSD」と言うブランドの
洋服やアクセサリーじゃないですよ。
 
強いて言えば宝石に通じる「石」の一種、
超高純度シリコンの結晶。
 
答えは写真からバレバレですが、
「Solid State Drive」の「SSD」です。
 
SSDはPCパーツの一つ、
半導体メモリを使ったディスクドライブ。
 
立派な大人の女性にSSDを贈るのも何ですが、
ITエンジニアの私から
実用性抜群の厳選プレゼントです!
 
 
以前、姪っ子が泊まりに来たときに
ノートPCを持ってきたのですが、
その動作が遅いこと、遅いこと。
 
アイコンをダブルクリックしても
すぐにアプリが立ち上がってこない。
 
何度もダブルクリックするので
同じアプリが何個も立ち上がってきたり、、、
 
デスクトップが表示されてから
ディスクランプの点滅が落ち着くのに
10分以上掛かっていたのではないでしょうか。
 
タスクマネージャーを見てみると
ディスク使用率が100%に張り付いたまま。
 
これって、
典型的なHDD(ハードディスク)が原因の
パフォーマンス不良です。
 
PCのスペックを確認すると、
CPUやメモリはWindows10を動かすのに
十分なものでした。
 
コンピューター好きの私としても、
本来の性能を発揮できず
故障扱いされるPCを見るのは残念です。
 
なので、姪っ子に事情を話して
ノートPCを預かることにしました。
 
 
SSDは安価なものから高価なものまで
多くの製品がありますが、
私が選んだSSDブランドは
 
Crucial(クルーシャル)、

 
アメリカの大手メモリメーカー
Micron Technologyの製品です。
 
メモリメーカーが自社ブランドで
販売する製品で、
コスパと信頼性で人気のSSDです。
 
容量は1,000GB(1TB)を選びました。
 
元々500GBのHDDでしたので
同容量のSSDでも良かったのですが、
そこは可愛い姪っ子への誕生日プレゼント、
ちょっと奮発しました。
 
それに1,000GBの容量があれば
元の500GBから容量倍増、
メインマシンとして
ディスク容量を気にせず使えます。
 
 
HDDからSSDへの換装は
ディスククローンで行いました。
 
ディスククローンは
元のHDDのデータを丸ごと、
OSもアプリも全てそのままに
完全にコピーする移行方法です。
 
コピーが終われば、
元のHDDの状態と全く変わらず、
そのまま使うことができるのが
最大のメリット。
 
PCが不調を抱えていて
アプリケーションエラー頻発などあれば
OS入れ直し、クリーンインストールですが
姪っ子のPCは遅い以外の不調もなかったので
ディスククローンを選択しました。
 
専用アプリでクローニングが終わったら、
ノートPC底面のカバーを開けて
HDDからSSDに交換です。
 
大きなノートPCはドライバー1本で
バラせるのでパーツ交換は簡単。

 
それに、PCパーツには規格があって
HDDからSSDはメーカーが違っていても
大きさ、ネジ位置などが同じなので
元あったように付け替えるだけでOKです。

 
SSDへの交換が終わったら、
ドキドキの電源ON!
 
メーカーロゴに続き、
Windows10起動画面が表示されます。
 
ホッとする瞬間。
 
そして、あっという間に
ログイン画面が表示されました。
 
そう、これこれ。
 
パスワードを入れてログインすると
これまた、サクッとデスクトップが
表示されます。
 
壁紙もアイコンの並びも
元のHDDの時と全く同じ状態です。
 
試しにGoogle Chromeのアイコンを
ダブルクリック。
 
パキッと(音は出ませんが)
Google Chromeが立ち上がります。
 
そうそう、PCはこうでなくちゃ。
 
SSD交換の効果がバッチリ出ました。
 
これでSSDへの交換は成功です。
 
 
通常のSSDへの交換はこれで終了ですが、
今回は500GBのHDDから
1,000GBのSSDに容量アップしています。
 
ディスククローンは
元のディスクサイズを含めて
全く同じ状態で複製しているので
このままでは、SSD増量分の500GBが
未割り当てとなって使用できません。
 
そこで、増量分500GBを使えるように
パーティション編集アプリを使って
未割り当てとなっている領域500GBを
Cドライブの容量拡張として設定変更。
 
PCを再起動したら容量を確認するため
エクスプローラーのアイコンをダブルクリック。
 
エクスプローラーがパキッと立ち上がり、
Cドライブの容量がバッチリ増えています。
 
 
せっかくの機会なので
HDDとSSDのベンチマークを取りました。
 
緑色の棒グラフの数値はデータ転送速度で
高いほど高性能を意味します。
 
HDDとSSDの性能差は圧倒的です。


 
2倍、3倍というレベルではなく
項目によっては400倍近い差があり
まさに桁違いの性能を持っています。
 
これだけ違えばどんな人でも
すぐに違いが分かる性能差ですね。
 
 
そして姪っ子へのプレゼント贈呈式。
 
見た目はこれまでと変わらない
ちょっと使用感のあるノートPC。
 
でも、電源を入れてみれば
今までとはひと味もふた味も違う
キビキビと動く快適ノートPC。
 
姪っ子も「速いっ!」とニコニコでした。
 
HDDからSSDに交換したPCを使うと
あまりの速さの違いに
思わず笑ってしまうんですよね。
 
いやぁー、私からの厳選プレゼントのSSD、
姪っ子に喜んでもらえて私も大満足です。
 
それに、旧くなって遅くなったと
誤解されていたノートPCが
本来の性能を発揮できるようになって
コンピューター好きとしても嬉しい限りです。
 
PC買うならストレージはSSD、
これ現代の常識です。