2021年最初の投稿になります。
今年もご愛顧をよろしくお願い申し上げます🤲
新年第1弾のブログは鉄道ネタからです。
どうやっても取れない席がある列車をご紹介します。
それは・・・
「スーパーはくと」
流線形のカッコイイ車両です。
実はHOT7000系という形式の振り子式の気動車なのです。
保有はJRではなく、智頭急行。
■「スーパーはくと」とは?
京都・大阪・姫路~鳥取・倉吉間を、
一日7往復(2021年1月現在)運行しています。
(JR西日本のホームページから)
1994年12月、
兵庫県の上郡駅と鳥取県の智頭駅間の智頭急行が開業したのを機に運行開始したのです。
それまで、京阪神と鳥取の間を列車で4時間かかっていたのを2時間半に短縮した、
まさにスーパーな列車なのです。
■智頭急行は開業までの経緯がすごい!
もともと、1970年代に国鉄智頭線として建設されたものの国鉄の経営難で中途で頓挫。
その後、第3セクターとして1985年に工事を再開、
今では関西と山陰を結ぶ重要な路線の一つになっています。
建設途中で放置されている”未成線”が多い中、
それをひきつぎ開業させたレアな路線なのです。
※同様で北越急行があります。
■車両
全車両すべて智頭急行の保有となっています。
ちなみに、HOT7000系は基本5両編成で、
第3セクターの出資元、「Hyogo(兵庫県)」「Okayama(岡山県)「Tottori(鳥取県)」のそれぞれのイニシャルが形式名となっています。
JR四国の2000系をもとに作られています。
車両管理はJR西日本で行われています。
■多客時の号車名に注目
普段は1号車~5号車になっていますが、
多客時は、
「1号車」「2号車」「増2号車」「3号車」・・・
となり、「増」という名前が付きます。
「増」ってつくのは珍しくないですか??
■車内
過去に2回もリニューアルされています。
ヘッドカバーは、数種類あり、
沿線にゆかりのあるものが描かれています。
写真は指定席ですが、
幅広の座席に、フリーWi-Fi、コンセント完備になっています。
ちなみに洗面台は因州中井窯。
お金がかかっています(笑)
各号車の車端部には、モニターがあり、
前面展望が映し出されています。
■指定できない「5号車1番C席」
で、本題です。
取れない座席は、京都方の5号車の一番前なんです
それが、ちょうどかぶりつき席なのです。
(A/Bは運転席後ろ)
e5489でも、すべての列車が下記のようになっています。
全列車、「5号車1番C席」だけ、【×】になっています。
何故だと思いますか⁉️
※ちなみに鳥取側の1号車は自由席なので、
関係ありません。
■5号車1番C席は最高のかぶり席!
本当は、C席自体が存在しないのではないか?
と思う方も居るかもしれません。
実際に5号車1番に乗車してみました。
ちゃんと、座席表示もあるでしょ?
こんな感じで眺めは最高です😁
というか、運転席の広さに驚きですが…
どんな眺めかは、↓の動画で。
「スーパーはくと」オリジナルの電子チャイムが聴けます!
■取れない理由の答え
実は、HOT7000系の先頭車両は、
写真の非貫通型と貫通型の2種類があるんです。
この貫通型は予備車で、
故障や検査時の代替や増結時に利用されます。
この車両には、1番C席がないのです。
それが理由なのですが、
だから、非貫通型の車両が貫通型になってしまうと無い席を売ってしまうため、発売停止となっている訳です。
⚠️ちなみに、非貫通型。
運転席後ろは、
多目的室と2人がけコンパートメント
(どちらも発売していませんし、予約もできません)
なので、1番A/B/Dだったとしても壁になるので、
かぶりつきはできませんのでハズレになります。
これだけは運ですね😅
※乗車は2019年11月です。