コンパクトカメラの紹介ばかりだと、
個人的に飽きてしまうので、仕事の息抜きも兼ねてカメラと同じくレンズを使っている商品の紹介を。
最近ではテープという言葉も、フィルムという言葉も、現像って言葉も、
馴染みの無い方が増えてるんだろうなと、ふと思う事ってありませんか?
40歳のがけっぷちですが、幼い頃の映像は父親がELMO製の8mmカメラで撮影してくれていました。
それを現像して、映写機にかけて自宅にスクリーンを張って上映開始。
音声は入って無く、ただ何かを訴えかけるように口パクしてたり、
慌ただしく走り回ってたりしている、がけっぷちたちが写ってました。
カメラの世界も、今でも何種類かのフィルムは販売されていますし、
勿論現像もしてくれます。
ただデジカメの普及で、トイカメラやチェキ、写るんですのようなカメラを覗いて、
フィルムカメラを使おう!って人は殆どいなくなったんでしょうね。
我が家で2005年まで活躍してくれたEOS Kissも8年近く使っていません。
今回紹介するのは1960年代中旬から1980年代初旬まで市場で活躍したビデオカメラの紹介です。

FUJICA Single-8 P2 ZOOM (フジカ シングルエイト)
1978年発売
FUJICAは現在の富士フィルムのブランド名の一つで、ビデオカメラやフィルムカメラでは親しまれていた名前の一つでした。

数十機種つくられた富士フィルムのシングル8の中でも、後半の機械だそうです。
とてもコンパクトに作られており、普段はグリップ部分は折りたためます。

グリップを伸ばしたうえに、フィルムカバーを開けてみました。

本体重量はとても軽く、拳銃をもつように片手で操作が可能です。
カメラと同じく詳しい事は解らないのですが、
リサイクルショップやカメラ屋さんにいくと、結構ゴロゴロしている品だそうです。
8mmやスーパー8、シングル8は勿論のこと、
VHSビデオカメラやβビデオカメラも、VHS-CやHi-8などのビデオカメラも過去のものになりましたが、
出荷された台数分、沢山の思い出を撮影されたんだと思うと、なんとも感慨深いものがあります。
最後に、フィルムの紹介を・・・
富士フィルムさんのホームページにはまだ掲載されていました。

富士フィルムやコダック、キヤノンやヤシカなどが同じ企画のビデオカメラを販売していたそうですが、
残念ながら昨年を持ってフィルムの生産・出荷が終了したそうです。
在庫のフィルムと現像サービスが終われば、動作するシングル8のカメラもすべて置物になってしまうそうです。