ついこの間まで、山間部まで車を走らせれば、
桜の花を見ることが出来てたような気がしましたが、
もう桜の花を見ることが出来ない季節になりましたね。
広島市の場合、桜と言えば広島市佐伯区にある造幣局広島支局の桜が有名だったりします。

(写真は造幣局広島支局が販売する貨幣セットです。)
造幣局がある広島県と大阪府では、桜の季節になると期間限定で一般開放されます。
がけっぷちも、造幣局へ仕事で入っていた頃は桜の季節がとても楽しみでした。
そんな2012年の桜も、もう見納め。

ふと桜を見たくなり、「鬼平犯科帳」のエンディングを見たりしてます。
そんな桜の季節が終わる頃、毎年楽しみにしている事があります。
それは、こちらなんです。

(写真は、昨年4月末にお手伝いさせて頂いた鯉のぼりです。)
何が楽しみか、わかりましたか?
そう、鯉のぼり・・・・も楽しみではあるのですが、もう一つあるんです。

(昨年のお手伝いさせて頂いた時に、ブログの記事にと撮影させて頂きました。)
がけっぷちが楽しみにしている、もう一つの事。
それは、家紋です。
何気に鯉のぼりを見ていると、一番上の吹き流しに家紋が描かれていることがあります。
どの家紋がどのお家なのか、正直全然詳しくありません。
がけっぷちにとって、家紋と言えば・・・。

徳川家の三つ葉葵 (みつばあおい)
家紋には色々な種類があり、植物が図柄になっているもの、鳥が図柄になっているもの、
釣鐘や貨幣が図柄になっているものなど多種多様。
ちなみに、「家紋」を別の言い方で表すと、「紋」だったり、「紋所」だったり。
って事で、TBSドラマ「水戸黄門」の中にあるセリフ、「この紋所が目に入らぬか」って訳になります。
家紋事態に特に何か得体も知れないパワーがあるわけでもなく、
権威だったり一族としての象徴だったり、由緒を表したりと色々あるそうで。
お家によっては墓石に掘ってたりしますよね。
がけっぷちも父親に一度だけ聞いたことがありますが、もう忘れてしまいました。
有名な「信長の野望」では画面上の日本地図の上に家紋を表示させて領地を表示させたりしているので、
それで家紋のデザインを覚えた方も多いと思います。
また、太平洋戦争において沖縄に迫った連合軍に対して航空特攻作戦で対抗した「菊水作戦」の言葉でも、
家紋を表しているとご存知の方もいらっしゃると思います。
「菊水」とは家紋の一つで、「菊」と「水の流」を表した家紋で、足利尊氏と戦った楠木正成に由来する家紋です。
(現在は2012年 いまから67年前の沖縄の海上では陸軍・海軍の特攻機が4月から5月、6月と戦い続けた作戦が菊水作戦です。 戦艦大和を旗艦とした艦隊の水上特攻作戦は菊水作戦に呼応して実施されました。)
話を元に戻しまして・・・・
ちなみに、徳川で有名な葵紋をウィキペディアで調べてみると。
紋(あおいもん)はウマノスズクサ科のフタバアオイを図案化したもので、フタバアオイの通常の葉の数は2枚である。3つの葉をもつフタバアオイは稀で、三つ葉葵は架空のものである。葵祭に見られるように賀茂氏の象徴であり、葵紋は賀茂神社の神紋(二葉葵・加茂葵)になっている。 その賀茂氏との繋がりが深い三河国の武士団は、葵紋を家紋としてきた。これにより三河武士である徳川家が葵紋を使用していることは、徳川家が清和源氏の末裔ではなく賀茂氏の末裔ではないかとの説の根拠ともなっている。
はじめは、特別な紋ではなかったが徳川家が征夷大将軍となり徳川幕府を開くにあたり、次第に他家の三つ葉葵に限らず葵紋の使用がはばかられるようになり、松平家へは遠慮させ、伊奈家には禁止させているが、徳川家家臣である本多家や准家門の鳥取池田家のように一部葵紋の使用を許されることもあった。また、この制限によって、葵紋の形状に倣った紋を河骨紋と称して用いる一族や家が現れたと考えられている。このように徳川将軍家以下一門に制限されていたというが、江戸初期では御用商人の長持などの道具に描かれていたという。また、正式に制限されたのは、享保8年(1723年)のことである。
天皇家は足利家、織田信長、豊臣秀吉の例に倣い桐紋を徳川家にも与えようとしたが、徳川家はこれを固辞したため、葵紋の権威が上がったともいわれる。
だそうです。 解りましたか?
ちなみに、武士だけしか家紋が無い!って思っている方もいらっしゃいますが、
ある意味身分に関係なく家紋は存在しているようです。
もちろん、過去に栄えていたとか、過去に武家だったとか、過去に名字帯刀を許されるくらいのお家だったとか、
色々お家によって事情はあるのでしょうが。
広島では戦国時代に活躍した毛利氏・吉川氏・小早川氏・熊谷氏・高橋氏・宍戸氏・三吉氏・坂氏・桂氏など有名ですが、家紋で一番有名なのは毛利氏の「一文字三ツ星」の家紋。

ちなみに、1997年は毛利元就生誕500年って事で大河ドラマの主人公になりましたし、
毛利元就の居城「吉田郡山城」がある吉田町を中心として、こういった商品や幟をよく見かけてました。

ちなみに、安芸毛利氏は大江氏の末裔。同じく大江氏の末裔で、現在の新潟県で栄えた越後毛利氏の北条氏(きたじょう)や安田氏など各地で栄え、皆さん同じ家紋だそうです。
これまたウィキペディアによると、日本だけでも約2万もの家紋があるとか。
絵心もデッサン力も何にもない、がけっぷちですが、家紋のデザインを見るのは結構好きだったりします。
今週末あたり、全国各地の鯉のぼりも片づけ始めるとおもいますが、
ぜひ鯉のぼりを見上げた時、家紋を見かけたら色んなデザインがあるんだなって関心してみて下さい。
同じ家紋を見つけると、結構楽しいですし、
一つのデザインを覚えると、どこかの街中でも見かけたりするかもしれませんよ♪

(写真は国道2号線沿いで見かけたお店。)
(こちらの近くにあるボウリング場そばのテナント募集中の空店舗でも見かけた事があります。)
以上、家紋の歴史に触れずに家紋のお話は終わります。(*゜ー^*)v