軍用手票って知ってます? | がけっぷち人生向上ブログ

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2019年12月にYahooブログから引っ越してきました。
キャンプにカメラに雑学に。

先日、あれこれ片付けしている中で、
 
懐かしいものが出てきました。
 
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岩倉具視さんの500円札。
 
この500円札は後期モデル(新岩倉500円札)なんですけど、がけっぷちが子供の頃の昭和60年まで発行されていました。 確か旧500円硬貨が作られた後も、数年はお札も平行して発行されてたと思います。
 
ここで、岩倉具視さんと加山雄三さんのお話に持っていきたいところなんですが、
今回はそこには触れず、そのままスルーします。
 
 
次に出てきたのは、こちらのお札。
 
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メジャータイトルですよね!
 
伊藤博文の1000円札。
 
ここ毎年NHKの年末スペシャルドラマ「坂の上の雲」において、俳優の加藤剛さんが伊藤博文さんを演じられています。 (ちなみに、加藤剛さんは大岡越前で有名ですよね♪)
 
 
あとは、こんなお札も。
 
イメージ 3
 
大きさがわかりにくかったので、1000円札と並べて撮影しました。
 
金額でいいますと「10銭札」なのですが、こちらは戦後発行のお札。
(10銭札  昭和22年9月5日(1947年)発行 ・ 昭和28年12月31日廃止。)
 
物資窮乏の折もあって、小さなサイズ。
 
日本のお札の価値が世界的に低かった時代も物です。(ちなみに現代でも数百円で入手可能です)
 
 
最期に、紹介するのがこちらのお札。
 
イメージ 4
 
反対側は、こんな感じ。
 
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フィリピン方面の10ペソ札です。
 
さて、何か気がついた方いらっしゃってですよね。ヾ(´▽`;)ゝ
 
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ボケボケの写真ですが、「大日本帝国政府」って印刷されてます。
 
 
昭和17年に発行されたフィリピン方面で使用された当時の大日本帝国政府発行の10ペソ札。
 
こういったお札を、「軍用手票」といいます。
一杯には略して「軍票」と呼ばれています。
 
このお札は、戦後現地から持ち帰られた物と、戦後少したって出回ったものとでは、後ろ側に団体が押したハンコがあるかどうかで解るって本で読んだ事あります。(小学生時代の記憶ですので・・・
 
 
「軍票」は現在も何気に持っている人が多くいらっしゃってまして、がけっぷちが勤めている会社の方もお守り代わり?でお財布に入れてらっしゃってました。
戦後親御さんが現地から持って帰られたものなんでしょうね。
 
 
さて、この「軍票」(ぐんぴょう)
 
戦争遂行の為に、フィリピンやマレー・ビルマ・インドシナなどの現地を統治してた軍によって発行されたお札です。 この軍票を沢山印刷し、印刷された軍票を使って現地で食料や燃料など必要な物を買い上げる。 占領地域によっては、大量に発行された軍票の価値が暴落し、実際にお札としての価値すら失っていたものも多くあったそうです。
 
戦後、日本の敗戦と供に、その軍票も価値が無くなり、後のサンフランシスコ平和条約締結の際に、戦勝国は敗戦国に軍票の価値を放棄することになったことで、本当の紙くずになってしまった、悲しい歴史のあるお札です。
 
詳しくは、こちらを。
(日本銀行の「軍票」の説明ページです。
 
 
あっ! この軍票
 
 
現在の価値はといいますと・・・・
 
 
価値は・・・・・
 
 
価値・・・・・
 
 
価値・・・
 
値・・
 
 
は1000円未満だと思います。( iдi )
 
 
追伸。 軍票の中には現在でもとても価値の高いものもあります。