当初の意気込みは、一日パソコン一機種・周辺機器一機種だったのですが・・・。(^^;
今回のご紹介はSEGAが日本IBMと共同開発したパソコン。
「TERADRIVE」(テラドライブ)のご案内です。
1980年代中旬にはSEGAは自社のゲーム機のゲームが使える機能を搭載した
パソコンを発売していました。
特に人気があったのは「とんねるず」が宣伝していたSC-3000シリーズ。
しかしながら、8ビットパソコンの時代は終わりをつげた後には、
自社ブランドの16ビットパソコンの発表はされませんでした。
数年後の1991年5月、当時人気のあったSEGAのゲーム機「MEGADRIVE」と、
DOS/V互換機との合体作のようなパソコンが発売されました。
CPUにはDOS/V機としての80286、ゲーム機としての68000
3モデル発売され、モデルごとにメインメモリ・搭載ドライブの違いがありましたが、
黒色に統一されたこのパソコンは、
最高機種のモデル3でも税別248,000円と低価格パソコン(NECと比較して)でした。
しかしながら、日本市場においてWindows時代前夜。
コンパックが日本に与えた低価格PC「コンパックショック」より前の日本市場において、
IBM互換機のパソコンが市場で売れる要素がほとんど無く、
1代3モデルの発売のみで販売を終了してしまいました。
後年秋葉原にはTERADRIVEの純正周辺機器が沢山販売されていました。
TERADRIVE専用カラーディスプレイHTR-2200(定価79,800円)
専用マウスHTR-2300(定価6,800円)
それ以外に、純正キーボードや、純正3.5インチフロッピーディスクドライブ。
がけっぷちも19才の冬、秋葉原の秋月電子でジャンク品として販売されていた
専用フロッピーディスクドライブを、SHARPのX68000シリーズ用の外付けFDDとして使用出来る加工をして販売するお手伝いをさせて頂きました。
TERADRIVEを使うことはありませんでしたが、
コミケ出品作品としての思い出があるパソコンです。